【24-25AW NewArrival】
モデル MARCO スタイル ワイドカラー (襟腰3.8cm/前台襟3.0cm/衿羽根8.0cm) 素材 コットン100% 生地 きめが細かく滑らかな肌触りのコットンツイル シーズン オールシーズン 色 ワインレッド(6) 経糸に色糸、緯糸に晒糸(白色)を打ち込むことで表現された、色気溢れるワインレッドになります。シャンブレーのような霜降り感がめちゃくちゃ洒落てます。 模様 無地 ディテール ・セミワイドカラー(脱着式カラーキーパー) ・シェルボタン(手縫い鳥足ボタン付け) ・フレンチフロント ・シングルラウンドカフ ・剣ボロ手縫いカンヌキ止め ・手縫いによるイセ込み×後付け袖 ・ウエストダーツ ・Mロゴ三角形ガゼット(手縫い) 参考価格 30,000円 + tax 付属品 ブランドタグ、予備ボタン 製造国 ITALY ▼マリアサンタンジェロの他のアイテムはこちら南イタリアの手縫い文化を継承する。美しく気品のあるナポリシャツ 一時代を築いたナポリシャツですが、年々衰退の一途をたどっており、工場に生地が入って製品となって同じ工場から出荷するまでを一貫して行っているファクトリーは数えるほどになってしまいました。そんな中にあって、南イタリアの手縫い文化を継承し、当時と変わらないシャツ作りを貫いているのが、1953年に設立されたイタリア・ナポリの老舗カミチェリア「Maria Santangelo(マリアサンタンジェロ)」です。当初は有名メゾンの下請けファクトリーでしたが、近年オリジナルブランドを強化しており、ハンドワークを駆使した美しく着心地の良いシャツが世界中で高い評価を得ています。有名メゾンのOEMで培ってきた技術力は確かなものがあり、美しい襟やカフスなどに見られる柔らかな曲線、運針の細かさ、完璧な柄合わせなど、細部にわたって細やかな仕事が見られ、その着心地の良さは一度着用すると忘れられなくなるほどです。 創業者でありカリスマシャツ職人でもあるマリア女史は、祖母の代からシャツ作りに携わっており、忠実にその伝統を守っている一人です。70歳を過ぎてなおメガネもかけず、大型の機械に頼らず生地をカットするその姿は惚れ惚れするほど。その技術を受け継いだ子供たちと約30名の職人によって運営されている、ナポリシャツ最後の砦とも言える稀有なブランドです。 着こなしのスパイスに効く!ドレス仕立てのカラーツイルシャツ「MARCO」 ナポリの老舗カミチェリア、マリアサンタンジェロ。ここ数年ニットやカットソーに押され気味だったシャツですが、徐々に復活の兆しを見せており、新たなシャツブランドを探していたところ、私のバイヤー人生の中でボレッリ、フィナモレ以来の衝撃となるこのブランドに出会いました。熟練したシャツ職人の手仕事が施された所謂ナポリシャツなのですが、ボレッリやバルバ、フィナモレといった既存ブランドとは違い、創業者が女性ということもあってラテンな色気は控えめで、どこか繊細で品のある色気が漂っています。作りも実に丁寧で、運針の細かさはもとより、ハンド箇所にもムラが無く女性ならではの気配りが随所に感じられます。仕入れの際、マリア女史の息子で現社長のヴィンチェンツォ氏と話をする機会がありましたが、伝統的なシャツ作りを大切にしていることがひしひしと伝わってきました。ナポレターノはイケイケの御仁が多く正直ちょっと苦手だったのですが、ヴィンチェンツォ氏は物静かで穏やかなところに好感を覚えました(笑)。とにかく作りが良く、見た目や着心地も申し分なく、そのうえ価格も控えめという、今どき珍しい自社一貫体制を貫いているナポリシャツブランドです。この価格帯でこれほどの品質のナポリシャツは他にはないと断言できます。 大人の休日スタイルをお洒落に彩る“カジュアルシャツ”。平日はスーツをビシッと着こなしていても休日の格好は手を抜きがちという方は多いはず。カジュアルシャツはドレスシャツのように必要不可欠なアイテムではありません。だからこそ着る人のセンスが問われます。オシャレに気を遣っている大人の男性なら“シャツイチ”でサマになるセンスのいいカジュアルシャツを数枚は持っておきたいものです。だからといって数万円もするハンドメイドの高級シャツを何枚も揃えるのは無理というもの。 そこでお勧めなのが、ナポリシャツ最後の砦マリアサンタンジェロのカジュアルシャツです。職人のハンドワークを駆使したナポリシャツであるにもかかわらず、メーカーと当店、双方が利益を削ることで税込みアンダー3万円という驚きのプライスを実現しています。なんでも値上がりの今のご時世、ハンドメイドのナポリシャツがこの価格はちょっと驚きだと思います。もちろん安かろう悪かろうではありません。ボレッリやフィナモレのカジュアルシャツに比べると生地グレードが少し落ちますが、それでも十分なレベルですし、作りが良く着心地も最高です。余談ですが、マリアサンタンジェロはラルフローレンの最高峰ラインPurple Labelのシャツを手掛けており、この事実が作りの良さを物語っています。それでいて価格はPurple Labelの3分の1以下。ワンランク上のカジュアルシャツを求めている方にとって、マリアサンタンジェロは最良の選択肢だと思います。 コーディネートのスパイス的な役割を果たしてくれるカラーツイルを採用したこちらのカジュアルシャツ。正確にはカジュアルシャツではなくドレスシャツでして、カジュアルシャツでオーダーすると洗いがかかってきてしまうため、もう少し上品な雰囲気を狙ってドレスシャツでオーダーしています。きれい見えするドレス仕立てではありますが、霜降り感のあるカラーツイルを採用しているのでかっちりしすぎることはありません。また、ボタンを白蝶貝から高瀬貝に変更し、ドレスシャツっぽくならないように工夫しています。ドレスとカジュアルのちょうど中間くらいのシャツとでも言えばいいでしょうか。フォーマルな装いを除けばどんなスタイルにも合わせられる、非常に使い勝手のいい一枚です。 衿型は、ドレス・カジュアル共通の衿型として開発された「MARCO(マルコ)」を選びました。約8センチの襟羽根が160度で開くホリゾンタルカラーに近いワイドカラーになります。セミワイドカラーよりも襟羽根の開く角度が大きく、上品な中にもイタリアらしい色気が感じられることが特徴です。脱着式カラーキーパーが入れられているので端正な顔立ちですが、個人的にはカラーキーパーを抜いて着用するのがお勧めです。こうすることでソフトな芯材による襟の膨らみ(控えめな襟のロール)が強調され、ほんのりと色気が漂います。ラルフ御大が認めただけあって作りの良さはピカイチ。左右の襟羽根に捻じれがなく、また、左右の衿先がまったく同じポイントに来ていることからも縫製技術の高さがうかがえます。襟腰と前台襟のバランスも秀逸で、ゆるやかに角度をつけることで首へのフィット感を極限まで高めています。第一ボタンを外してカジュアルに着こなすのも良し、タイドアップするのも良し、縦横無尽の活躍が期待できるすごくバランスのいい衿型だと思います。 もちろんボディもよく考えて作り込まれています。細すぎず太すぎずのレギュラーフィットなのですが、背面ダーツを入れることでウエストをシェイプさせて美しく見せています。日本人の体型に合う計算された袖丈や着丈も見逃せないポイントです。ほとんどの方がお直しの必要はないと思います。 手縫い箇所は、全部で4箇所(袖付け、ボタン付け、裾脇ガゼット、剣ボロのカンヌキ)です。以前は2箇所でしたが、現在は4箇所に変更されています。熟練したシャツ職人の手縫いによるたっぷりとイセ込んだ肩と、身頃に対して袖が自然に前に出るように縫い付けられた後付け袖は、ハンドメイドでしか実現できない特別なディテールです。これらによって腕の可動域が自然な形で確保されているため、ちょっとびっくりするくらい着心地が良く、また胸や脇下に不自然なシワが寄らず美しさが際立って見えます。ナポリの老舗カミチェリアとしての矜持を示したザンパテグリアートと呼ばれる鳥足ボタン付けも見逃せません。 お値段以上の満足度です。きめが細かく滑らかな肌触りのコットンツイル 使用されている生地は、厳選されたコットン素材から紡がれたコンパクトヤーン(表面の毛羽立ちが極めて少ない糸)を緻密に織り上げた綾織物「ツイル」になります。程よい厚さで年中使いやすいドレスシャツ用のコットンツイルは、さらっと滑らかな肌触りで上品な光沢を湛えており、ひと目で伝わる上質感があります。高番手すぎず(おそらく80番手程度)、また、糸のテンションが強く適度なハリがあって型崩れしにくいこともポイントです。丈夫で扱いやすいのでデイリーユースにうってつけだと思います。 サイズ表Size 表記 肩幅 裄丈 胸幅 胴囲 袖丈 着丈 S 43 86 51.5 46.5 64 75 M 45 88 54.5 49.5 65 76 L 47 90 57.5 52.5 66 77
※ 裄丈は背面ネック中心から肩山を通って袖先までを採寸した数値になります。
※ 胴囲はもっとも細い部分を採寸した数値になります。
※ 着丈は襟を含めずに採寸した数値になります。 (単位: cm)