「メタルマッチなんかどれも一緒、火が着けば別に何でもいい」 そう思ってた時期が私にもありました。 ただ、ちょっと冷静になって考えてみるとですよ。 そもそも「別に火が着けば何でもいい」と言うのなら、正直ライターやマッチを使えばいい訳です。 じゃあそこをあえてメタルマッチ(ファイアスチール)を使う理由って何だろうか? それを考えた時に自分でもハッとしましてですね。 そう、すべては「焚き火を楽しむため」なんですよね。 「焚き火を楽しむため」に、あえて不便なメタルマッチを使う訳です。 そう考えるとメタルマッチというのは、いうなれば火熾しという神聖な儀式のための神聖な道具とさえ言えるわけです。 それを疎かにするというのは焚き火ストの風上にも置けないだろうという事で、自戒の念を込めて超真剣に設計/製作したのがこの「野良スティック」です。 上記のようなコンセプトなので、材質は設計前から決めてました。 そう、「真鍮(ブラス)」しかないな、と。 真鍮を削り出して作ったハンドルに、極太の13mm径ファイアスチールを据えました。 自分で言うのもなんですが、これを使う事で焚き火のワクワク感は段違いに増すと思います。 焚き火の際はもちろんのこと、焚き火をしない時でさえつい意味もなく取り出して弄りまわしたくなる、そんな愛すべき道具に仕上がりました。 もちろん雰囲気だけではありません。 極太のファイアスチールは着火性も抜群に良いです。 太いと単純に削る面積が大きくなるため、格段に発火性が良くなります。 フェザースティックへの着火がどうも上手くいかないんだよな・・・という方、是非この野良スティックを試してみて下さい。今までは一体何だったんだと思うぐらい、あっけなく簡単に着火出来るはずです。
※1本単位での販売です。
※ストライカー1点付属します。