返品種別A
□「返品種別」について詳しくはこちら□メーカー保証期間 1年◆低域共振周波数(以下f0)が音質を決めるかなり重要なファクターであるカンチレバーは針圧を加えれば沈み、上げれば戻るバネ性(コンプライアンス)があります。ヘッドシェルやトーンアームには重さ(等価質量)があり、バネと重さがあれば低域共振(f0)が起こります。約20Hz以上の音楽成分に対してはカートリッジのボディーが動かず、スタイラスとカンチレバーのみ動くのが好ましいので、重い方が良い事になります。しかし、重過ぎると数Hz以下の反りや偏心に対しては追従が遅くて不安定になります。一方、軽くすれば反りや偏心への追従は良いのですが、カートリッジを音響的にしっかりと支える能力は低下します。この妥協点としてのf0は7Hz〜10Hz位が適当とされています。
◆カートリッジには個別に適切なヘッドシェルの重さがありますハイコンプライアンスの軽針圧カートリッジならショートアームに軽めのヘッドシェルが。重針圧用(2.5g付近を超える)なら重めのシェルが適合し易いと言えます。多くのユーザーは気に入ったヘッドシェルがあれば、どのカートリッジでも、それを使いがちです。しかし、カートリッジを生かしきるには組み合わせるヘッドシェルの選択はとても重要です。折角の高価なカートリッジであっても、ヘッドシェルによって真価が発揮されないなら何とも勿体ないことです。
◆「F0-CHECKER」の原理「F0-CHECKER」の「内部にスピーカーユニットが内蔵されています。そのスピーカーに4〜25Hz位を付属の発振器を接続して振動させます。すると内蔵スピーカーのf0は約100Hzで、アームのf0はこれ以下となるので、一定振幅となり、テストレコードと同じ動作になります。
※MMやMCは速度型なので高域を下げるイコライザーが必要と思うかも知れませんが、音を聴く訳でもなく、調べる帯域も狭いので特に必要ありません。
※厳密には速度最大となるf0に対して、振幅の最大点は積分的な関係なので僅かに低くなりますが、これも、さして問題にはなりません。
※振幅はレコード基準の0.1mmを超えないように設計されています。
◆f0の調べ方「F0-CHECKER」の作用点に針を乗せ、発信器のダイアルを回しながら振幅の最大点を目視で確認します。振幅の最大点の時の発信器の目盛りがf0値となります。(その際の振幅は約0.3mm)
※数量限定生産品:御注文のタイミングによりましては手配が不可能な場合がございます。予めご了承願います。
※附属品:ACアダプター