★良心価格を維持し続けるブリチェック! 【グレートヴィンテージ】
■平均樹齢:70年
■Les GamairesとLes Herbuesにまたがる形で0,5ha所有。 甘く柔らかでカシスやブラックチェリーなどの甘く熟した豊富な香りの要素が感じられます。新樽はシャンボールらしさを出すため、最大でも25%ほどで多用されません。12-15ヵ月樽熟後、3ヵ月ステンレスタンク熟成。 シャンボールのエレガントさはきっちりとありますが、とてもリッチでしっかりとしたストラクチャーのワインに仕上がっています。動物的で男性的なニュアンスも備わっているとクリストフは評しています。
■リアルワインガイド91/92 ちょっとビックリするほど滑らかで柔らかい魅惑の香りが立ち昇る。そして、新鮮なフルーツ香が大地香とともに複雑に香る。口に含むと19年をより柔らかくしたようなシルキーな口当たりで、果実味も申し分なく、そこに酸がビシッと効いたとても美味しい味わい。加えてとてもミネラリー。よくできた村名シャンボルであり、今のご時勢でのお買い得ワイン。おっと、このドメーヌのワインは全部そう。 (22年6月試飲)
■クリストフ・ブリチェック2020 いや~、驚いた。コロナで2年行けず、サンプルを提供してもらい18年、19年と試飲してきてワインの進化を感じていた。しかし久しぶりのドメーヌ試飲での20年は、以前の濃厚気味で強く酒質を持ったスタイルから明らかに進化、変化し、ビックリするほど滑らかで柔らかく、けどキチンと芯を持ったワインになっていた。もちろんブルゴーニュ全体がエレガント化し始めて10年以上は経つ。けど、ここはそんなことは関係ないと言わんばかりに独自のスタイルを貫いてきたが、17年辺りからエレガント化が始まり、この20年でブリチェック仕様のスタイルが完成したのではないかと思える仕上がりだ。 クリストフ曰く「生産量はマイナス40%となりましたが、20年間でも熟成させられるワインができたと思います。酸味がしっかりとあったのは良いサプライズで、心地よく、複雑味もあります。こうした乾燥した凝縮感のある年はどうしてもテロワールがマスキングされ、そのキュヴェもスタンダード化されやすいのではと感じています」。