日本人私市(きさいち)氏! 日本入荷2ケースのみ!
■2021年の幻ピノノワールはブドウ、醸造方法は今までと変わりませんが、ロシアン・リヴァ・ヴァレーの高台にある幻ヴィンヤードのピノノワール畑の中でも手前半分に位置するクローン667のブドウのみを使用して醸造しました。幻ヴィンヤードならではの土壌、気候を生かした果実味のあるピノノワールが出来ました。わずか67ケースのみ醸造された大変貴重なワインです。
■収穫:2021年9月25日
■樽:フレンチ・オーク100%(新樽25%)
■熟成:10ヶ月
■品種:ピノノワール100%
■アルコール:13.6%
■総ケース数:67ケース(12本入)
■ワイン・メーカーのコメント:2021年は暖かな春に始まり芽吹きも早めとなりました。特に大きな問題も無く温暖な気候が続き、早めに熟したブドウは通常よりも小さめですが、凝縮した味の果実となりました。幸運なことに8月から9月にかけて涼しい霧の降りる午前中の日があったので、この畑のピノノワールの熟成の速度は少し長めにとれ、9月下旬まで収穫時期を延ばすことが出来ました。その結果、やわらかなタンニンと程よい酸を持つとてもバランスがとれたブドウを収穫することが出来ました。収穫したブドウは丁寧に手作業でクラッシュし、2つのクローン(115,667)のブドウを別々に醗酵しました。このピノノワールには667クローンのブドウのみを使用、数日間コールドソークをした後、自然酵母を用いマロラティック醗酵、新樽25%、残りは2年目のフレンチ・オーク樽を使い10カ月樽熟成しました。出来る限りSO2の添加を控えた自然な造り、濾過無しのワインです。
■味わい:華やかなブラックラズベリー、スミレの香りやラベンダーの香りが感じられます。大変シルキーなブラックベリー、レッドプラムの味わいにかすかにタバコのニュアンスが重なります。2021年の幻ヴィンヤードのピノノワールは稀に見るほど素晴らしく酸、タンニンそして口触りのバランスが際立ったワインとなっています。ビオデナミ農法を取り入れた畑のブドウならではの繊細な中にしっかりとした果実の味わいがあるピノノワールです。7年から10年以上の長期熟成も楽しみなピノノワールです。 火を入れ皮目をパリッとさせたダックのお料理、ラムラック、コーヒー味でマリネしたポークテンダーロインのお料理などとの組み合わせがおすすめです。