ジャスミン茶とは「茉莉花(モーリーファ)=ジャスミンの花」の香りを付けたお茶です。 花の香りを付けたお茶は、他にも「玉蘭花茶(ユイランファチャ)」「桂花茶(クイファチャ)=キンモクセイ」「柚子茶(ヨウツーチャ)」など、多くの種類が存在しますが、中でも「ジャスミン茶」は、「花香茶(ファシャンチャ)のクイーン」と言われ、香気も人気が高く、全花茶生産量の80%以上を占める、名実ともに花茶の女王です。茉莉花が“ジャスミン”と呼ばれるのは、ペルシャ語の「Jasmin」、サンスクリット語の「耶悉名(ヤスミン)」(神様からの贈り物の意味)に由来したものであることから、茉莉花(モーリーファ)の原産地は、ペルシャ湾沿岸附近か、アラビア海岸だとされています。北京(華北)の辺りでは、ジャスミン茶が「香片(シャンピエン)」と言って愛飲されており、日本の沖縄地域に「さんぴん茶」として伝わったようです。