オーベルマンの谷 初稿


オーベルマンの谷 初稿

キングインターミュージックストア

3,300 円 (税抜き)

リストの心理的描写がベールに包まれること無く、ストレートに表現されている (大井和郎) 近藤毬生デビュー・アルバム 超難曲「オーベルマンの谷」初稿の貴重な録音! 第2稿と並べて紐解かれるリストのピアノ書法
★ピアニスト近藤毬生 (こんどう・まりな) のデビュー・アルバム。自主レーベルからの発売です。自身が専門とするリスト作品でまとめた内容で、ほとんど録音のない超難曲「オーベルマンの谷」初稿を収録。
★苦悩にみちたセナンクールの小説『オーベルマン』に触発されたリストのピアノ曲「オーベルマンの谷」は、最初に『旅人のアルバム』S.160のなかの1曲として書かれ、これが改訂されて『巡礼の年 第1年』S.165に収録されました。このふたつの稿にはかなり違いがあり、初稿はとにかく音符が多く、強烈なまでに演奏至難。限界に挑戦するようなピアニズムを縦横に駆使した譜面で、なかなか取り上げられないのもうなずけます。一方、第2稿はすっきりした印象を受けますが、音楽の核が明確に浮かび上がり輝くような書法の洗練を感じます。両者を聴き比べ、さらに第2稿にあるOssiaまで聴くことができる、とても貴重で興味の尽きないアルバムです。
★演奏の素晴らしさも特筆。すべての音符がきちんと鳴っているのはもちろん、作品の文学的側面をとらえ、旋律の流れや音響のバランスを巧みにコントロールしています。
●近藤毬生 (こんどう・まりな) プロフィール 1歳半より絶対音感教育を受け、3歳よりピアノをはじめる。神奈川県立相模原中等教育学校、桐朋学園大学ピアノ専攻を経て、同大学院修士課程修了。 2012年:第2回日本ベートーヴェンコンクール中学生の部第2位。 2015年:日本ピアノ研究会第11回オーディション専門部門南関東グランプリ及び横浜市長賞を受賞。 2017年:東京国際芸術協会第66回新人演奏会出演。 2019年: II . Danubia Talents Liszt International Music Competition (イタリア) 第3位。 2021年:Franz Liszt Center International Piano Competition (スペイン) 第3位。 2021年:International Moscow Music Competition (ロシア) 第2位。 その他、V Krystian Tkaczewski International Piano Competition (ポーランド) 、V Future Stars International Piano Competition (アメリカ) 、東京国際ピアノコンクール、ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan、六本木国際ピアノコンクール等にて入賞。 ピアノを芦田くみ、大井和郎、小森谷泉、高田匡隆の各氏に師事し、エリザベス・プリドノフ、ロルフ・プラッゲの各氏からも指導を受ける。室内楽を小森谷泉、鷹羽弘晃、高田匡隆の各氏に師事。 大学在学中より、都内にてソロリサイタルを多数開催。日本クラシック音楽コンクール審査員。 収録情報 曲目・内容 オーベルマンの谷 初稿 フランツ・リスト: 『旅人のアルバム』 S.156より (1) オーベルマンの谷 (初稿) 『巡礼の年 第1年 スイス』 S.160より (2) 第1曲 ウィリアム・テルの聖堂 (3) 第4曲 泉のほとりで (4) 第5曲 嵐 (5) 第9曲 ジュネーヴの鐘 (6) 第6曲 オーベルマンの谷 (第2稿)

ボーナス・トラック

(7) オーベルマンの谷 - Ossia (第2稿より) アーティスト(演奏・出演) 近藤毬生 (ピアノ) レコーディング 録音:2024年7月11-12日/かながわアートホール レコーディングディレクター&エンジニア:国崎裕 (日本コロムビア) ピアノテクニシャン:高木裕 (タカギクラヴィア) ピアノチューナー:大野直美 (タカギクラヴィア) 使用楽器:ニューヨーク・スタインウェイ CD368 (1912年製)

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Danubia プロフィール ベートーヴェンコンクール ソロリサイタル ピアノテクニシャン