初夏〜夏にかけておすすめの1本!
1965年にジュゼッペ・イナマにより設立。2代目のステファノが1991年にボトリングを開始、代名詞と言えるソアヴェクラシコだけでなく、高品質赤ワインの醸造にも注力しています。現在はステファノの息子たち(マッテオ、アレッシオ、 ルーカ)が中心となり、未来を見据えたプロジェクトへのチャレンジを続けています。 手摘み収穫したぶどうを除梗、破砕。4時間マセラシオンを行い、プレス。ステンレスタンクで発酵、熟成を12ヶ月行う。 軽くフィルターをかけボトリング後に、瓶内熟成を6ヶ月行う。 柑橘系果実や野生の花などのアロマティックな香り。しっかりとした酸と塩味、ミネラルが感じられ、余韻が長く続きます。 18世紀に発行された百科事典に掲載されているコルク加工職人の絵をモチーフ。3人の手はイナマ社3代目である3兄弟を表しています。 産地:イタリア/ヴェネト 品種:ガルガーネガ 容量:750mlイナマ INAMA 1965年、ジュゼッペ・イナマ氏は、ソアヴェ・クラシコ中央のモンテ・フォスカリーノ上部斜面の最良部分に畑を購入しました。 彼の目的は、「この良質の土地の、樹齢の古いガルガーネガ種から、世界に通用する最高品質のワインを造ることにより、ソアヴェ・クラシコを世界に通用するレベルに再生させる」ということでした。 設立から約30年、彼らは一度もコンサルタントや指導者に頼ることなく、自らの経験、ノウハウのみを信じて研究を続け、まさにその第一人者となりました。 1991年、イナマが最初に瓶詰したのは、ソーヴィニヨンでした。 80年、90年代多くのイタリアの生産者はフランスの品種の栽培を始めました。 イナマにおいては、それがソーヴィニヨンとシャルドネでした。 「火山灰土壌の斜面で世界に通用する白ワインが造れる」ということを証明したい、しかし、当時はどんなに素晴らしい品質であったとしても、“ソアヴェ”にそのようなポテンシャルがあることを誰も信じませんでした。 そういった背景から、80年代後半からソーヴィニヨンとシャルドネの栽培をはじめました。 このフォスカリーノの地でソーヴィニヨンの栽培を始めたのはイナマが最初でした。 現在イナマのソーヴィニヨンはこのテロワールを表現し、世界のどこにも存在しない個性を持っています。 もちろん、イナマの最も重要な信念は“ソアヴェ・クラシコ”にありました。 10年以上の年月をかけ、試行錯誤を続け、活き活きとした、豊潤なアロマをもつ長熟のソアヴェ・クラシコが生まれました。 また、1990年にコッリ・ベリチに畑を購入し、赤ワインの生産を始めました。 ヴィーノ・ダ・ターヴォラが量産されるこの地域で、最高級の赤ワインを造る第一人者となることを目標としました。 1997年に初リリースした‘ブラディシズモ’の成功を受け、畑をさらに購入し生産を拡大してきました。 赤土の粘土質土壌の非常に日照量の多いすり鉢状の畑を幸運にも購入することができ、この豊かな畑にはカルメネーレの栽培が最適だと直感し、ヨーロッパで最大となる15haのカルメネーレを栽培し始めました。 2009年にはイナマのみが生産する“コッリ・ベーリチDOC(リゼルヴァ)・カルメネーレ”に認定され、世界一のカルメネーレを造るというイナマの想いが少しずつ実現されつつあります。 ビオロジック栽培への関心も強く、2004年にはコッリ・ベーリチ、2009年にはソアヴェ・クラシコの畑が、ビオロジック栽培として認定を受けました。