このワインはそれぞれのロットを数ヶ月にわたりフレンチ・オークで個別熟成させた後、私の手で最終的なブレンドを選び抜いたものです。 その結果、リッチでありながら控えめで、様々な料理と合わせやすいだけでなく、そのままでも楽しめるカベルネに仕上がりました。 香りには、サツマ・プラム、赤スグリの可憐な香りと、フレンチ・オーク熟成によるベーキング・スパイスの香りが散りばめられています。 口に含むと、 ジューシーなブラック・チェリー、ラズベリー、ミルクチョコレートの風味が広がり、 フィニッシュは滑らかで、よく溶け込んだタンニンを感じます。豊満でリッチな質感を持ち、美しくバランスが取れています。 産地:カリフォルニア/ナパヴァレー 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン97%、シラー2.9%、プティ・シラー0.1% 容量:750mlテキストブック TEXTBOOK TEXTBOOKは2004年に長年ワイン業界に勤めていたジョナサン・ペイとスーザン・ペイによって設立され、ナパ・ヴァレーとオークヴィルの羨望の的である素晴らしいブドウ畑から美しいワインを生み出しています。 子供時代ヨーロッパに数年住んでいたジョナサンはフランス語を話すことも出来、彼のワインのキャリアはその頃の生活から始まっています。フランスではルイ・ジャド、そしてオーストラリアのペンフォールズやロバート・モンダヴィでワイン造りの経験を積みました。これらの経歴がTEXTBOOKの「力強いがバランスの取れた」ワイン造りのスタイルにつながっており、その評価は年々上がっています。 ワイン名のTEXTBOOKは学校の「教科書」を指すものではなく、初めて出来上がった自分たちのワインをスーザンがテイスティングした時に、このワインを「典型的・模範的なまさにナパワインのTEXTBOOKだわ。」と漏らしたことに由来しています。(ジョナサンがよく例えるのは“このテキストブック”という言葉は、『‘フェラーリ’はイタリア車のテキストブックだ。』と言う時のテキストブックだそうです) またフラッグ・シップのミゾン・プラスはフランス語の「下ごしらえ」という意味の料理用語で、ワインを造る時も料理を作る時も、何よりもしっかりと上質な材料(ブドウ)を用意し、道具もきちんと手入れの届いたものを順番通りにならべて準備万端にしてから造るのが重要だ。という考え方から、名付けています。ミゾン・プラスのカベルネは*スクリーミング・イーグルに隣接する畑(Boulder Block Vineyard/Vyborny Vineyard)、メルロ(Holmes Vineyard)はハーランの斜面の下、ト・カロンの横に位置しています。 (Holmes VineyardのカベルネはBranding Iron Vineyardという名でNickel and Nickelで使われています。) TEXTBOOKは自分のテイスティングルームやワイナリー施設を持っていません。「ナパに施設を持つには非常に多くのお金が必要となる。それだけのお金を投入するなら、より良い樽を購入したり、ワイン造りの道具にお金を使いたいんだよ。」とジョナサンは語っています。 ロバート・パーカーに