マダム・ルロワの甥であり、DRCの現共同経営者が創設した名門ドメーヌ。
2020年からドメーヌのラインアップに新たに加わった、モノポールの1級畑「ジュヴレ・シャンベルタン クロ・デ・ヴァロワル」から造られるキュヴェです。ラヴォー・サン・ジャックに隣接する畑です。熟したラズベリーやクランベリーのアロマに、バニラやクローヴ、赤バラのニュアンスが重なります。口に含むと、肉付きの良い果実の風味が広がり豊かな印象。熟した細かいタンニンもより果実の円みのある味わいを引き立たせています。 生産地:フランス/ブルゴーニュ 品種:ピノ・ノワール 容量:750mlドメーヌ・プリューレ・ロック Domaine Prieure Roch 2016年 7月訪問 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同経営者の一人でラリー・ビーズ・ルロワ女史の甥という血統書付きのアンリ・フレデリック・ロックのセルフ・ドメーヌです。 除草剤などの農薬や化学肥料は一切用いず、必要に応じて有機肥料(ブドウの樹と自らのワインを発酵した時の搾りカス、牛糞などを寝かせたもの)を最低限用いビオディナミ農法を実践、なんとシトー派の修道士が行っていた有機農法を復活。 現在ドメーヌを任されているのはヤニック・シャンという若きエース!! パリ出身の彼はワインに対しては未経験でしたがこのドメーヌで経験を重ね、難しい年の続いたここ数年も安定した出来に仕上げ、全幅の信頼を得ています。 今回はヤニック・シャン氏と醸造責任者のアントニオ氏にお会いしました。 ニュイ・サン・ジョルジュを訪問した方から、開いてるとこを見たことがないと聞いていたプリューレ・ロックのワインバー「BISTROCH」でのデギュスタシオン。 プリューレ・ロックのワインは一切シャプタリゼーション(補糖)を行っていません。北の産地であるブルゴーニュでは補糖によりアルコール度数を上げることは多くの造り手が行っていることですが、このドメーヌでは夏の涼しい年であっても、その年の姿をそのまま表現することにこだわります。 淡い色合いや軽やかなタッチは元祖、薄旨ワインと言えるような存在です。