サンセールというイメージに挑戦する造り手
リトアニア語で「黄金に輝く」という意味でアクメニネと同じ粘土石灰土壌で育ち綺麗に貴腐が付いたブトウ9割と金色に熟したブドウ1割をプレス後、ステンレスタンクで24ヶ月発酵、古樽で12ヶ月熟成しSO2無添加で瓶詰めしました。 黄金色、マロングラッセやアプリコットジャム、金木犀や黒糖の香り、上品な甘やかな香りが口中に拡がり優しく柔らかな味わいは、極めて複雑で長めの余韻を楽しめます。 産地:フランス/ロワール 品種:ソーヴィニヨン・ブラン 容量:750mlセバスチャン リフォー Sebastien Riffault サンセールというイメージに挑戦する造り手 サンセールは、粘土質、白亜の石灰岩(キンメリジャン)、火打ち石(シレックス)と様々なタイプの土壌が複雑に入り組んだ地形で、それぞれに異なるテロワールを持っています。セバスチャンは、それぞれの区画ごとに醸造し、その個性を最大限に引き出します。彼のワインは、畑の特徴を表すリトアニア語を冠していますが、これは奥さまの母国語であり、オクシニスは「黄金に輝く」という意味です。この畑は、平均樹齢50年の高樹齢のブドウが植わっており、小石のまじった粘土石灰質の土壌です。 エチケットの山のイラストはキュベによって色合いが違い、収穫時のブドウの色を表現しています。熟し方や貴腐菌のつき方によりブドウの色が違うことを、エチケットで表しているのです。ワインの色調は、ゴールド、オレンジ、褐色と時間とともに変化を見せます。杏のコンポートやオレンジママレードの濃縮した香りにやや酸化のニュアンス、クリーミーで厚みのある果実味は存在感はありながらも、豊富なミネラルに支えられ滑らかに広がり、後味には凝縮した旨味が心地よく感じられます。オリエンタルでエキゾチックな表情ものぞかせる複雑な余韻は、純粋さをもって飲むものの心にしみ入ります。 サンセールに隠された真実を、本来のあるべき姿へと戻し、土地の個性、造り手の表現として描き出した彼のワインは、「世界のベストレストラン50」で首位に輝くデンマーク・コペンハーゲンの『NOMA』のワインリストにも採用されています。これまでとは違うサンセールの扉が開かれる、セバスチャンの感動の世界をぜひあなたもご体験ください。