■トスカーナを代表する人気醸造家であるヴィットリオ・フィオーレ。 1964年にミラノでコンサルティング・ワインメーカーの仕事を始め、多くの蔵のコンサルティングを行いイタリアワインの品質向上に貢献し、 イタリア醸造 技術協会理事や国際醸造家組合執行委員という要職をも歴任してきた、イタリアワイン界の重鎮の1人。 そんな彼が1991年にキアンティ・クラッシコ、グレーヴェ地区、ルッフォリに見つけたのがこの畑だったのです。 40年にも及ぶ経験を生かしたワイン造りを行う彼自身の ワイナリーである「ポデーレ ポッジョ・スカレッティ」が誕生しました。 1800年代後半、フィロキセラでイタリアの畑は壊滅状態となりました。 その後、第一次大戦後に初めて植えられたサンジョヴェーゼの古木が植わっているのがこの畑だったのです。 当時の農夫たちが「イル・カルボナイオーネ」と呼んでいたことから、これをワインの名前にすることにしたそうです。 その古木から生まれたワインは豊かな果実味に溢れ、 ボリュームのあるシッカリとした構成を持つパワフルな中にも、品の良さを感じ早くから楽しめるタイプに仕上がっています。