【エフェクター】《JHS》
-JHS Pedals Muffuletta- JHS Pedals Muffulettaは、歴史的な数々のビッグマフと、さらにJHS Pedalsスペシャルなビッグマフサウンドを1台で味わえるファズ/ディストーションです。 1967年、マイク・マシューズとボブ・マイヤーがエレキギターのための“サステイナー”エフェクトの回路実験を始めました。これが伝説の始まりです。1969年初期にその回路は完成し、ギターエフェクトの歴史に於いて最も崇拝され、コレクションされ、伝説とされているペダルが誕生しました。 それから50年の間、このペダルは30種類を超えるバリエーションが製作されています。ビッグマフと名付けられたそのペダルは多くの音色を築き上げ、時代と音を開拓する先駆者となったのです。 Muffulettaは、偉大で歴史的に重要な伝説のエフェクトへのトリビュートです。伝説の回路が作ってきた音と時代をまとめて体験してみましょう。 Muffulettaは、5種類のクラシックビッグマフ回路を再現し、さらに全く新しいオリジナルなJHSバージョンを加えた6種類のビッグマフトーンを選択することができます。 言うまでもなく、デジタルシグナルプロセッシングやデジタルエミュレーションは使用せず、完全なアナログ回路で制作しています。 モデルを選択すると、各時代のモデルの実物の回路に使用されたコンポーネンツと同じ値の回路が選択されます。Muffulettaに収録される歴史的な5つのモデルは、特に人気も高くJHS Pedalsでもフェイバリットなモデルを歴史の中から選び出しました。 1台の扱いやすいコンパクトペダルで、歴代のビッグマフサウンドをよみがえらせることができます。Muffulettaがあれば、レアで高価で巨大、ネジを無くしたり、ポットの向きがバラバラだったり、壊したり傷をつけないように気を使わなければならないペダルをわざわざ使うこともありません。 MuffulettaにはVolume、Tone、SustainとModeの4つのノブがあります。Volumeは多くのエフェクター同様、音量の調整です。Toneコントロールは音色をブライトにしたりダークにすることができます。SustainコントロールはGainやDriveコントロールと同様で、歪みの強さをコントロールすることができます。Modeコントロールは6ポジションのロータリースイッチで、6つのビッグマフサウンドを選択することができます。
●JHS:「2015年製」のJHSマフサウンドです。クラシックビッグマフ回路をJHSの解釈で制作したモードで、最もパワフル、コンプレッションが少なく、ミッドレンジが印象的なトーンです。ベースギターにも最適なモードです。
●73 Rams Head:1973〜1977年頃に製作された、第2期、ラムズヘッドと呼ばれる時期のビッグマフを再現します。オリジナルペダルの右下に付けられたロゴが羊の頭のように見えたことから、ラムズヘッドと呼ばれるようになりました。回路としてはV2と呼ばれます。ミッドレンジが削られ、ゲインが低くダークなトーンが特徴とされ、多くのアーティストが愛用するペダルとして知られています。
●The Triangle:1969〜1970年頃の短い期間にのみ製作された、最初期のビッグマフを再現します。この時期のモデルは3つのノブが三角形状に並んでいたことから、トライアングルと呼ばれるようになりました。回路としてはV1と呼ばれています。ローエンドのレスポンスが高く、明瞭なトーンが特徴です。
●The Pi:最も有名な“π”ロゴと黒/赤のツートンカラーの筐体で知られるバージョンです。2000年に復刻されたリイシューバージョンでも採用されたデザインです。オリジナルは第3期と呼ばれる時代のモデルですが、特にこのモードでは1977〜1978年頃に作られた、第3期の中でも初期型のトーンを作ります。回路としてはV3期です。(第3期モデルは、この後IC期があり、後期型へと変わっていきます。)アグレッシブで分厚いトーンで知られます。
●The Russian:1999〜2009年にかけてロシアで生産された“Made in Russia”の文字が入る時期のビッグマフを再現しています。外観としてはロシア製としては高さの低いブラック筐体で、回路としてはV8期のものです。ローエンドと明瞭さが抑えられ、ディストーションライクなトーンでベースとも相性が良いことで知られます。
●The Civil War:1991〜1993年ごろに製作された、最初期のロシア製ビッグマフを再現しています。回路としてはV7。外観はグレーを基調とした独特のデザインで、グリーンでプリントされている時期のモデルです。“Civil War”と呼ばれるようになったのは、後のグレー筐体にネイビーでプリントされた時期のモデルから、ネイビーとグレーの組み合わせがアメリカ南北戦争(American Civil War)をイメージさせたことによるものです。この時期のモデルはミッドレンジが強く、ゲインは低め、明るいトーンが特徴です。 ビッグマフは歴代どのモデルも世界中のギタリスト、トップアーティストから愛されてきました。これほどバリエーションがあり、そしてこれほど愛されたペダルは無いでしょう。 Muffulettaは、そんな時代ごとの様々なバリエーションを1台のペダルに収めました。多くのギタリストにとってお気に入りのモードが見つかることでしょう。いつまでもプレイしていたくなるペダルになることは間違いありません。