【ショートディレイリバーブ】
Afterneath ショートディレイリバーブ アフターニースは沢山のショートディレイを重ねて得られる効果を利用したリバーブです。洞窟の中に居る様な錯覚をさせるリバーブや、ショートディレイが散りばめられるリズミックで不思議なリバーブまで、今までのリバーブの概念を覆すエフェクターです! コントロール Lengthでリバーブの残響音の長さを設定します。 Diffuseでリバーブの質感を設定します。左に回してショートディレイの跳ね返り感にシャープなアタック感を与えたり、右に回し柔らかいアンビエントなイメージにも変化させる事ができます。 Dampenはリバーブのトーンコントロールで、明るくも柔らかくも細かにアンビエントな音色の設定ができます。通常のトーンコントロールとは逆で、左に回すと高音が出て、右に回すと高音が抑えられた暖かい音色になります。 Reflectでリバーブエフェクトの深さ、フィードバックの設定を行い、最大にしてアナログディレイの様に発振させる事も可能です。 Dragでショートディレイの速度を設定する事によってリバーブの跳ね返り感を設定し、リズミックなピンポンディレイの様な物から滑らかなアンビエント感まで再現できます。左に回すごとにディレイの粒がシャープで明確に。右に回すとディレイ感が薄くなりリバーブの様な質感が生まれます。 Afterneathのコントロールの中で一番の特徴の部分、Dragは本体右のEXPジャックを利用してエクスプレッションペダルとCVで外部からコントロールする事が可能です。Dragには以下の9個のモードを搭載し(Unquantized、Unquantized with slew、Unquantized volt/octave、Chromatic scale、Minor Scale、Major Scale (Lydian)、Pentatonic scale、Octaves & fifths そして Octaves)、Modeノブで選択します。各モードはDragノブの使い方次第でエフェクト音に様々な効果を与えます。外部クスプレッションペダルやCVで操作した際はさらに違うエフェクト効果を得る事ができます。 Mixで原音とエフェクト音の混ざり具合を設定します。Mixを最大に上げても原音を全て取り除く事はできませんが、Mixノブを上げる度に原音の混ざり具合が少なくなってき、最大では100%エフェクト音に近いところまで原音を取り除く事が可能です。 Afterneathの原音は完全アナログ回路を通り、エフェクト部はデジタル回路を通ります。電子リレー方式を使ったスイッチを採用して当社が開発したFlexi-Switchも搭載し、オフにした際に残響音を残せるバッファー付き回路でオフと共に残響音を切れるモードも搭載しております。 モード Modeを選択し、Dragノブで変化させるエフェクト効果を設定します。 その際は各モードでLEDの色が代わります。 1. Unquantized: 全域でクオンタイズされずスムースな変化をします。 2. Unquantized with Slew: クオンタイズされずスムースに変化をします。ただしテープエコーのバリスピードノブを回した時の様に、ノブやCVの動きからは少し遅れ、すぐに追いつくように変化をします。 3. Unquantized Volt/Octave: クオンタイズされずスムースに変化をします。1v/Octのカーブにそってスケーリングされており、メロディックなモジュレーションを加えられたり、VCOの様に自己発振音に音程をつける事ができます。 4. Chromatic Scale: 1v/octaveでクロマチックスケールにクオンタイズされます。 5. Minor Scale: Quantized 1v/octaveでマイナースケールにクオンタイズされます。 6. Major Scale (Lydian): Quantized 1v/octaveでメジャースケールにクオンタイズされます(リディアン)。 7. Pentatonic Scale: 1v/octaveでペンタトニックスケールにクオンタイズされます。 8. Octaves & Fifths: 1v/octaveでオクターブと5度にオミットされます。 9. Octaves: 1v/octaveオクターブにオミットされます。 製品仕様 寸法 : 121 x 64 x 57 (mm) 消費電流 : 74 mA 入力インピーダンス : 1 MOhm 出力インピーダンス : 500 Ohm 外部エクスプレッションペダル入力端子 こちらはDragをコントロールする外部エクスプレッションペダルを接続するジャックです。Afterneathは50kのコントロールポットが使用されているエクスプレッションペダルが必要です。当社はMoog EP-3かそれ同等の商品を推奨しております。通常の10kのコントロールポットが使用されているエクスプレッションペダルでも使用は可能ですが、各モードの可変幅最大の動きを得る事ができません。 ・必ずステレオ接続のエクスプレッションペダルをお使いください。 ・この端子からCVの使用も可能でその際の電圧の幅は0から5vです。 フレキシ・スイッチング この製品にはフレキシ・スイッチ (Flexi-Switch) 機能が搭載されています。電子リレー方式のトゥルーバイパスで、踏み方の違いによって通常のラッチ式のスイッチとしても、モーメンタリースイッチ(アンラッチ式)としても使用可能です。 ・ラッチ方式のスイッチとしての使用の場合は、通常のエフェクターのスイッチの様にオンにしたい時に一回踏み、オフにしたい時にスイッチを再度一回踏み込んでください。 ・モーメンタリー方式のスイッチとしての使用の場合は、スイッチを踏み込んでいる間だけエフェクターがオンになり、一度スイッチを放すとオフになります。 電子リレー方式のスイッチを使用しておりますので、電源が供給されなければ入力された信号は出力されません。Afterrneathに電源を繋げた後にスチッチをオンにする際、最初の一回だけスイッチングノイズが乗る場合があります。 トレイルモードの切り替え Afterneathの出荷時の設定は“tails mode”となっており、フットスイッチを押してオフにした後も、残響音が残る様になっています。 残響音無のモードに切り替えるには ・電源ケーブルをAfterneathから抜く。 ・フットスイッチを押し込んだ状態で再度Afterneathに電源ケーブルを差し込む。 ・LEDが三回点滅したらフットスイッチを戻す。 元のモードにも戻したい場合は上記を再度繰り返す。 電源 この製品は9V、ACアダプターで2.1mmのセンターマイナスのアダプターで使用できます。デイジーチェインやトランス方式でないパワーアダプター等の使用ではノイズが乗る事が有りますので当社では推奨しておりません。また故障の原因になりますので9Vを超える電源は使用しないでください!