皮ごと食べられる極甘ブドウ
お届けする商品について お届けする商品は1年生挿し木苗です。高さは80cm前後になります。秋〜冬の期間は葉を落とした状態でのお届けになります。 大きく育ったのが手間なしでいいのに、どうして切ってしまうの? 単に配送上の便宜のためでなく、2年生苗でも3年生苗でも切った方がその後の管理を考えると良いのです。 今では一般的となっていますが、植え付け時の定説として定植後1m程度に切り戻した方が良いとされています。元々大きな鉢植えで年数を経て根も充実しているものなら別ですが、 休眠期の素掘り苗を定植する場合、根部の充実度と地上部の充実度のバランスが崩れてしまいます。地上部の枝葉は大きく多いのに対し、根が短く少なくなった状態の苗をそのままの状態で植え付けると、地上部の欲する水分、肥料分の吸収が根部から十分に行き渡らないのです。 そこで1m前後に切り戻すことで、より充実した苗木として定着し、2年目3年目に丈夫で立派に成長してくれるのです。植え付け時はちょっとさみしいかもしれませんが年数をかけて育てていただくものなので、2年後3年後のためにあえて切り戻した苗木をお届けしております。もちろん、切り口には薬剤を塗布して、菌などが侵入しないように処理をしていますのでご安心ください。 ブドウの育て方 植え付け 植え付けは落葉期の11月〜3月が適しています。日光を好むので、日当たりの良いところで管理します。ブドウは過湿を嫌うので、水はけと風通しの良い場所へ植え付けます。地植えの場合は堆肥を庭土にしっかりと混ぜてから植え付けてます。鉢植えの場合は果樹・花木の土がおすすめです。 ぶどうは雨のに当たると病気を発症しやすくなります。また、実が熟した時期に雨があたると、病気と裂果を起こしやすくなります。可能であればビニールハウスやカーポートの下で管理するなど、雨よけ対策をした環境で育てることをおすすめします。もし雨が当たってしまうような場所で管理する場合は、定期的な薬剤散布で、病害虫予防の強化をおすすめします。鉢植えの場合は、降雨の際は屋根のあるところへ移動させるなどの病害虫予防をします。 鉢植えにピッタリのオシャレなスリット鉢はこちら 施肥・水やり 地植えの場合は雨が当たるようなところであれば基本的に必要ありませんが、雨があまり降らない夏は水やりが必要です。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら鉢底の穴から水が流れ出るくらいたっぷり与えます。収穫時期が近づいてきたら水やりを控めにして乾燥気味に管理すると、果実の甘みが増します。 肥料は、12〜2月ごろに寒肥として有機質肥料を、株元に数ヵ所穴を掘って埋めるように施します。また、6月ごろと収穫後の9月お礼肥に即効性肥料を与えます。 剪定・仕立て ブドウはつる性果樹なので、どのような形にも仕立てることができますが、一般的なのは「棚仕立て」「垣根仕立て」、鉢植えの場合は「行灯仕立て」になります。 剪定は落葉している1〜2月ごろに行います。ぶどうは春に伸びる新梢に花穂をつけるので、冬の間に剪定、誘引をすませておきます。古い枝や生長を妨げる枝など、不要な枝を間引き剪定します。残した枝についても樹勢を抑えるために、先端を切り詰めます。「巨峰」や「ピオーネ」などの樹勢の強い品種は、結果母枝に7〜8芽残して剪定(長梢剪定)します。「デラウエア」や「マスカットベリーA」などの樹勢の弱い品種は、2〜3芽残して剪定(短梢剪定)します。 病害虫について うどんこ病やべと病、褐斑病などが発生しやすいです。また、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、カミキリムシ、アザミウマなどの害虫にも注意が必要です。雨避け対策やこまめな観察、定期的に殺菌殺虫剤を散布して防除します。皮ごと食べられる極甘品種 ブドウ シャインマスカット ぶどう業界に旋風を巻き起こした、魅惑のシャインマスカット 近年のぶどう業界を賑わせているシャインマスカット。パリッと歯切れの良い皮の中には、ギュッとしまった甘くてジューシーな果肉。そして上品で爽やかな芳香。一度食べただけでうっとり虜にしてしまう、まさに魅惑のブドウです。 白ぶどう(マスカット)にあまり馴染みのなかった私たちが、このシャインマスカットの登場で、マスカットの美味しさを再確認したと言ってもよいのではないでしょうか。 マスカットはヨーロッパブドウに多く、降雨の多い日本での栽培が難しいこともあり、あまり多く栽培されてきませんでした。それに比べてアメリカブドウは病気に強く、降雨の多い日本でも比較的栽培がしやすい特徴があります。香りと食感がよく、皮ごと食べられる性質のヨーロッパブドウと、日本の気候でも栽培しやすいアメリカブドウの交配を、世代を重ねて行ってきたことにより、双方の良いところを取って誕生したのがこの「シャインマスカット」です。そして日本での栽培が進み、私たちにもその美味しさが広く知れ渡ることになったのです。 ただシャインマスカットは、ぶどうの中ではちょっぴり高級。あの味をもう一度!と思ってもためらってしまうことも。だったら、お家で育ててみませんか?そうすれば、より新鮮なシャインマスカットがいくらでも食べられちゃう! シャインマスカットの特徴 果皮は黄緑色で、薄くてやわらかくて皮ごと食べられます。しっかりとしまった果肉は食感もよく、糖度が高くて酸味は控えめ。パリッとはちける皮から、ジューシーで甘い果汁が口いっぱいに広がり、そしてマスカット独特の爽やかで上品な香り。 食べだしたら止まらないおいしさです。 収穫時期は8月中旬ごろの早生品種。樹勢は強く、べと病に一定の抵抗性があり、晩腐病抵抗性は強いです。元々は種のある品種なので、種無しにするにはジベレリン処理が必要です。1本でも結実するので受粉樹は不要です。結実してから収穫してからの間、降雨で病害虫を発症しやすくなります。雨避けをすることで病害虫予防になり、さらに見た目もきれいでよりおいしい果実が楽しめます。 開花時期 5月中旬〜6月ごろ 収穫時期 8月中旬ごろ〜 果実の特徴 白系ぶどう / 大粒 / 香りと果汁が豊かで皮ごと食べられる 「安芸津21号 (スチューベン×マスカット・オブ・アレキサンドリア) 」と 「 白南 (カッタ・クルガン×甲斐路)」の交配種
※種なしにするにはジベレリン処理が必要 自家結実性 あり ( 1本で結実するので受粉樹不要 ) 結実開始までの年数 2年〜4年 木の特徴 最終樹高 : 3m以上 ( つる性落葉樹 ) 樹勢が強い 耐暑性 / 耐寒性 : 普通 / 強い