ブラウン・ブラザーズ ブラウン・ブラザーズは、1885年、オーストラリアのヴィクトリア州ミラワに創立しました。この年に、ジョン・フランシス・ブラウンがわずか4ヘクタールのブドウ畑から造ったワインを初めて口にしたのです。以来120年、ブラウン・ブラザーズはオーストラリアで最も古い家族経営のワイナリーの1つに数えられています。ブラウン・ブラザーズを発展させたのは、2代目のジョン・チャールズ・ブラウンです。彼は1934年にワイナリーの運営に参加し、様々な新機軸を打ち出しました。白ワインのフリーランジュースによる発酵や、発酵温度のコントロールをヴィクトリア州で最初に実践し、リースリングの貴腐ワインをオーストラリアで初めて造り出したのもまた彼でした。 ブラウン・ブラザーズは広大なブドウ畑を所有しています。最も古くからあるミラワのブドウ畑は、今日、77ヘクタールの広さをもち、ノーブル・リースリングに使用するリースリング、シラーズ・モンドゥーズ・カベルネを造るモンドゥーズ、酒精強化ワインを生産するためのマスカットなどが栽培されています。1994年に取得した、バンクスデールにある94ヘクタールのブドウ畑には、シャルドネやシラーズ、カベルネ・ソーヴィニョンのほか、オーストラリアでは非常に珍しいバルベーラやピノ・グリージオが植えられています。ウイットランズの35ヘクタールの畑は海抜800メートルの土地にあり、非常に冷涼な気候のため、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネが栽培され、スパークリングワイン用原料の供給地となっています。
■ ブラウン・ブラザーズ レイト・ハーヴェステッド オレンジ・マスカット・アンド・フローラ ブラウン・ブラザーズ独自のワインでオレンジマスカット種とフローラ種(ゲヴュルツトラミネール×セミヨン)という珍しいブドウを原料としています。 《香り》熟したマスカットと爽やかなオレンジの花の、とても個性的でフルーティーかつ華やかな香りです。《味わい》甘口で、果実味と酸味の調和をお楽しみ下さい。後味はすっきりとしています。