ペンフォールズ ペンフォールドは、オーストラリアで最も古い歴史を持つワイナリーの1つです。1844年、イギリスから移住してきた医師クリストファー・ローソン・ペンフォールドは、ワインの医学的価値を信じ、サウス・オーストラリア州の主都アデレードの近郊マギルで、患者向けの酒精強化ワインづくりを開始しました。順調に生産を拡大し、1920年代には市場を独占しました。1950年代に入り、消費者の嗜好変化を反映して、ワイン(スティル)にフォーカスしたワイン作りに転向。当時のチーフ・ワインメーカー、マックス・シューバートを中心に、オーストラリアの最高傑作とされる「グランジ」を生み出し、ペンフォールドのみならず、オーストラリアワインの名を世界中に知らしめました。今日もグランジを筆頭に、「すべての価格帯で最高品質のワインを提供すること」をポリシーに、ポリシー通りの見事な味わいを世界中に送り続けています。
■BIN シリーズ“ビン”という名称は、地下のセラーを区分した場所から名付けられ、それぞれの場所にはラベルを貼り付ける前の瓶を保管していました。その区画のことを“ビン”と呼び、それぞれのビンの番号でワインを管理していたのがルーツです。ペンフォールズのスタイルが反映されたビン シリーズは、一見類似しているようにも見えますが、それぞれに個性を持っており、まさに“家系”のような関係性を築いています。
■ ペンフォールズ BIN138 バロッサ・ヴァレー シラーズ・グルナッシュ・マタロ南ローヌからインスピレーションを受けたワインで、シラーズ、グルナッシュ、マタロ(ムールヴェードル)が様々な比率でブレンドされます。毎年、ビン138のための果実は、バロッサ・ヴァレーの古木(樹齢100年以上を超えるものも有り)を使用しています。ファーストリリースは1992年。1998年ヴィンテージでビン・シリーズに昇格しました。