ジョスメイヤー ジョスメイヤー醸造所は、フランスのドイツ国境に近いアルス地方で1854年にオイルズ・メイヤー氏が始め、1966年に4世代目ジャン氏の代になってから飛躍的に名声を高めました。彼は料理とともに歩む醸造家と評され、自らも料理をする素晴らしいシェフであり、また大変なグルメで、「ワインは料理とともにあってこそ、その素晴らしさが発揮される」という信念のワインを造りをしました。現在は5世代目のセリーヌ&イザベル姉妹がビオディナミを実践。また「料理とともにあるワイン」という哲学を継承しつつ、ワインを醸造、更に名声を高めています。 ジョスメイヤー社はコルマール(Colmar)の西7Km程のヴィンツェンハイム(Wintzenheim)村にあり、ビオディナミを実践する畑はチュルクハイム(Turckheim)とヴィンツェンハイムに広がっています。収穫は全て手作業。 圧搾は5ー8時間かけて低い圧力でゆっくりと行います。発酵は温度コントロール可能なステンレスタンクで野生酵母を使って約4週間かけて行い、全てのワインに対して乳酸発酵は行いません。適度のスキンコンタクトにより、その品種の風味を引き出しています。ワインのスタイルはごくわずかな糖分を残しながらもドライで、上品な香りと味わいを信条としていま す。葡萄そのものの香りが豊かでピュアな味わいのジョスメイヤーのワインは、料理の素材と素晴らしいマリアージュを奏でます。
■ ジョスメイヤー ゲヴェルツトラミネール ヴァンダンジュ タルディヴ 一般的な収穫が開始後してなお、ブドウを数週間収穫を控えることでブドウを樹上で凝縮させるすることで自然に生み出された残糖は、アルザス特有のヴィヴィッドな酸と相まって、ワインに見事な調和を生み出します。また、ブドウは極限まで成熟し、一部貴腐化することで、ワインに品種特有の個性を表現させるとともに、複雑味や力強さを付与。凝縮感と新鮮さという相反する要素を兼備した味わいを生み出します。ゲヴェルツトラミネールの特徴であるスパイシーなアロマがワイン全体をエレガントに仕上げており、余韻は非常に長く、いつまでも味わっていたくなるような甘美な味わいです。/TD>