ドメーヌ・ドルーアン・ラローズ ジュヴレ・シャンベルタンやシャンボール・ミュジ二ーなどブルゴーニュの銘醸地に6つのグラン・クリュを所有する名門ドメーヌ、ドルーアン・ラローズ。シャンベルタン・クロ・ド・べーズをはじめ、ミュジニー、ボンヌ・マール、クロ・ド・ヴージョなど畑の豪華さに加え、その畑はどれも「特級畑の中でも最良の区画にある」と言われる、まさに垂涎の銘柄がずらりと顔を揃えるドメーヌです。 ドメーヌ創立以来、親子5世代に渡ってワイン造りを続けており、現在は5代目当主を務めるフィリップ・ドルーアン氏と妻のクリスティーヌ女史が、2人の子ども、カロリーヌ女史とニコラ氏とともにドメーヌを経営しています。現在、5代目当主のフィリップ・ドルーアン氏は、「ミスター・グラン・クリュ」の異名を持つ人物。元々ドメーヌが所有する5つのグラン・クリュに加え、1986年、僅か0.12haのミュジニーの畑を購入しました。 醸造においては、テロワールの尊重はもちろんのこと、ブドウの持つポテンシャルを重視しブドウ本来が持つ香りを引き出すことを追求し、そのため熟成用の樽は、フランスのトロンセ産は樽香が強く出すぎるとのことから敢えて使用せず、トロンセ産よりも比較的安価なアリエ産の樽を導入していることも特徴です。また、ピノ・ノワールの繊細さを表現するために、新樽率は特級畑では80%前後、一級畑では50%、村名畑には20%前後と明確に区分されています。
■ ドルーアン・ラローズ ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ オー・クロゾー一級畑オー・クロゾーは、マジ・シャンベルタンと道を挟んだ場所にある、石灰質土壌の小さな区画です。畑の広さはわずか0.53haで、そのうち0.44haをドルーアン・ラローズが所有するため、事実上のモノポール(単独所有畑)と言われています。赤系果実や黒系果実、スパイスを感じる繊細な香りで、口の中では、チェリー、ヴァニラ、ラズベリーのアロマが混ざり合い、フレッシュな味わいから、果実味たっぷりで丸み がありなめらかな味わいへと変わっていきます。