ロス・ヴァスコス
■ ワイナリー概要ボルドー グランクリュ 第1級格付け筆頭のトップシャトーを擁するドメーヌ バロン ド ロートシルト社(D.B.R社)は、チリのテロワールに魅了され、「チリでファインワインをつくる」ことを誓い、チリ中の名醸地を踏査し、無数のワイン生産者の中から厳選に厳選を重ね、1988年に、1750年創業のの経営を開始します。 その名は、18世紀からこの土地を所有し、ワインづくりに取り組んできたスペイン・バスクの人々(Vascos)への敬意を込めて付けられています。 ロス・ヴァスコスにおいては、シャトー・ラフィット・ロートシルトのテクニカルディレクターの統轄管理のもと、大規模投資が行われ、新たな局面を迎えました。ブドウ畑の再構築や植替え、掘削による水源の確保が実施され、ブドウ畑に気象観測ステーションが設置されました。ボデガ(醸造所)は、ワイン造りの新しい要求基準や育成方法に対応するため、段階をおって、拡張整備(ステンレス製タンクやエアープレス機の設置、樽を貯蔵しておく育成庫の改築など)を行ないました。チリの伝統的な建築様式が美しいゲストハウスの完工が再生事業の仕上げとなり、新体制が整いました。 ブドウ畑は太平洋から40キロメートル、サンティアゴの南200キロメートルの緯度34°30’、経度71°30’に広がっています。作付面積640ヘクタール、カニェテン山のふもとのコルチャグア・ヴァレー中部では最大規模のブドウ畑です。使用ブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン (85%)、カルメネール(5%)、シラー(4%)、マルベック(1%)、シャルドネ(5%)。1990年代初めに大規模な植樹を行ない、畑は15年ものの区画と、40〜50年ものの区画に分けられます。最も樹齢の高い木は65年です。ロス・ヴァスコスのソーヴィニヨン・ブランおよびシャルドネの一部は、より冷涼な太平洋沿岸(カサブランカおよびレイダ)あるいはアンデス山麓部(コルチャグア・アンデス)の長期契約畑で栽培されています。
■ ロス・ヴァスコス クロマス カベルネ・フラン グラン・レセルバ 輝かしいルビー色で、ブラックベリーの香りが主体。さらにブラックチェリーやハーブ、ローストしたレッドペッパーの要素が現れます。完熟しながらもカベルネ・フランの特徴が十分に表現されているワインです。