ジェラール・ミュニュレ ヴォーヌ・ロマネで古くからワイン造りをしている「ミュニュレ」一族のドメーヌ・ジェラール・ミュニュレ。1900年にワイン造りを始めたと言われています。1973年、先代のジェラールは、妻のフランソワーズとドメーヌを営み始め、コート・ド・ニュイに約8haの畑を所有。その人柄から熱心なファンを掴み生産量の70%を個人客へ販売するようになりました。2005年に、エンジニアを勤めていたパスカル(ジェラールの息子)がドメーヌを引き継ぎ、先代のスタイルを誠実に守りながら、旺盛な好奇心から少しずつ新しいスタイルにもチャレンジしています。 2006年には除草剤の使用をやめ、2011年から本格的な有機栽培を始めました。ビオディナミのプレパラシオン(調合剤)を使用したり、天体や月の動きに従って栽培・醸造を行っています。 手摘み収穫の後、選果台で選果を行い、一部除梗(ブルゴーニュACは75~90%、村名は70~90%、プルミエ・クリュ&グラン・クリュは(50~80%)し、区画の広さに合わせたコンクリートタンクにて発酵。発酵中にピジャージュを1~3回/日、ルモンタージュを1回/日行います。 熟成は樽で行っており、ブルゴーニュACは12~16ヶ月(新樽10~20%)、村名は14~18ヶ月(新樽20~30%)、プルミエ クリュ&グラン クリュは15~18ヶ月(新樽30~50%)熟成します。瓶詰めの前に軽くフィルターをかけます。
■ ジェラール・ミュニュレ エシェゾー エシェゾー畑の最下部にある小区画「カルティエ・ド・ニュイ」からのワインです。黒系ベリーにクローヴなどのスパイスが混じる、複雑で優美な香りが感じられます。口に含むと、骨格はしっかりしていますが口当たりがまろやかで、グラン・クリュとしては比較的早くから楽しめるワインです。