オリヴィエ・ルフレーヴ ミュージシャンとして歩み、ワイン造りには関わってこなかったオリヴィエは、彼の兄弟であるパトリックと叔父のヴァンサンに力を借り、1984年自分自身でワイン造りを営むことを決めました。叔父のヴァンサン・ルフレーヴは、ブルゴーニュにおいて、白ワイン造りで名声を得、ドメーヌ・ルフレーヴを築き上げた人物です。 1993年にヴァンサンが亡くなった時、ドメーヌ・ルフレーヴは彼の娘のアンヌ・クロードとオリヴィエにしっかりと引き継がれました。しかし、オリヴィエはその後今日まで続いているネゴシアン業に専念するべく、身を引いたのです。オリヴィエ・ルフレーヴの品質は20年以上に渡り向上し続け、ハイクオリティな小さなネゴシアンとしての名声を確立しました。
■ オリヴィエ・ルフレーヴのワイン所在地であるピュリニー・モンラッシェ村のグラン・クリュをはじめ、10ヘクタールにも及ぶ自社畑を所有しています。そのほとんどは自社畑の葡萄から造られていますが、一部ネゴシアンとして買い付ける葡萄においても、特定の契約栽培者としか取引せず、1989年から醸造責任者に就任したフランク・グリュクスが責任を持って、選定、栽培、醸造までの一貫した管理を行い、自社畑と変わらぬ品質を保っています。現在約60以上のAOCを取扱い、安定した品質を保ち続け、ハイクオリティなネゴシアンとしての名声を確立しています。オリヴィエが目指すワインのスタイルは決して自己主張の強いものではなく、尊敬するヴァンサン・ルフレーヴが造っていたワインに限りなく近い、エレガントなスタイルと言えるでしょう。エレガントなスタイル。優しく、気品に満ち、繊細。 そして何よりもテロワールの個性がはっきりと味わいに反映されています。
■ オリヴィエ・ルフレーヴ ボーヌ クロ・デ・モンスニエールモモや洋ナシ、レモンなどの瑞々しい果実のアロマと共に、アニスやシナモンなどのスパイスのニュアンスが立ち上ります。口に含むと広がり豊かな果実味が印象的です。芳醇な果実味と共に活き活きとした酸味が調和することで、飲みごたえのあるスタイルに仕上がっています。