赤
イタリア:トスカーナ
アルタ・ヴァッレ・デッラ・グレーヴェIGT
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン25%、メルロ25%、 カベルネ・フラン25%、プティ・ヴェルド25%
アルコール度数:13%
容量:750ml
醗酵:セメントタンク主醗酵後、 オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵
熟成:オーク樽熟成 約24カ月 (225L、新樽比率30%、1年使用樽70%)
年間生産量:1800本
土壌:砂質、砂岩質(石が多く水はけが良い)
イタリアワイン界の重鎮ヴィットリオ・フィオーレ氏の ワイナリー ≪ポデーレ・ポッジョ・スカレッティ≫ が ボルドー4品種で造り出すバランス抜群の赤ワイン! 方言で 「挿し木」 を意味する、その名も “ CAPOGATTO ” カポガット しなやかさと厳格さを兼ね備えた、贅沢な味わい♪ 若干のヨード香、果実の風味がうまくバランスよく存在し、 印象は非常に柔らか。 後半から染み入るような旨味が現れ素晴らしい味わい。 ヴィットリオの息子ユーリによる、ボルドーブレンドの逸品。 初ヴィンテージから高評価を獲得しています 2020年はジェームズ・サックリング 93点を獲得!!Podere Poggio Scalette ポデーレ・ポッジョ・スカレッティ ヴィットリオ・フィオーレ氏を抜きにして イタリアワインを語ることはできない 1964年にミラノでコンサルティング・ワインメーカーの 仕事を始め、多くの蔵のコンサルティングを行い、 イタリアワインの品質向上に寄与。 イタリア醸造技術協会理事や国際醸造家組合執行委員 という要職をも歴任してきた、イタリアワイン界の重鎮、 “スター・エノロゴ”の先駆者的存在、 ヴィットリオ・フィオーレ氏。 そんな彼が自身の足で探し出した畑のブドウから、 40年にも及ぶ経験を生かしたワイン造りを行う彼自身のワイナリー、 それがこの ≪ポデーレ・ポッジョ・スカレッティ≫ です。 イタリアワイン業界自体の将来を背負い、世界各国を飛び回っていた フィオーレ氏でしたが、1978年、病気がちな妻の体調を思い、 環境の良いトスカーナに移り住むことを決心。 以来、その経験と知識を集約させた自身のワインを造るべく 畑を探し始め、遂に1991年、グレーヴェ・イン・キアンティ地区 ルッフォリに理想の畑を見つけ出しました。 その名が “イル・カルボナイオーネ” です。 この小さな農園で、今ではほとんど存在しないといっても過言ではない キアンティ・クラッシコの有名なクローン 「サンジョヴェーゼ・ディ・ラモーレ」と出会いました。 フィオーレ夫妻はその畑を購入。そして、集大成ともいえるワイン 「イル・カルボナイオーネ」を完成させたのは、翌1992年のことでした。 その後、1996年には、新たに隣接していた建物(現在のカンティーナ)と 土地を購入、2003年にも4haの土地を購入しました。 イタリアワイン界の重鎮、ヴィットリオ・フィオーレ氏。 イタリアワイン界が大きく変動する1970年代、いわばイタリアワインの 「ルネッサンス時代」を迎える以前からワイン業界に貢献し、 激動の時代を実際に見てきた、まさに「イタリアワイン界の生き字引」です。 フィオーレ氏がこの業界に入った頃のイタリアワインは、「質より量」を 追い求めた造りでした。当時は酸が強くて味が薄い北の産地のワインと、 果実味が豊かだが酸がない南の産地のワインを混ぜて、 味をおぎなう造りをしているような有様でした。 その後1970年にイタリア醸造技術協会勤務、理事として世界各国を回るようになり、 様々なワインを飲み、世界中に知人ができ、見識を深めることができました。 この頃、醸造家同士でイタリアワインの現状について憂い、そして将来について 話し合いました。彼らのような志を持った人たちに加え、ルイジ・ヴェロネッリ、 マリオ・ソルダーティなどといったジャーナリスト達の活躍により、 1970年代、イタリアワイン界がワインの「質」を考えるようになり、 「ヴィニタリー」等のワイン見本市も開催されるようになり、 イタリアワインにルネッサンス時代が到来したのです。 1978年、フィオーレ氏は、個人としてイタリアで初めてとなる 醸造コンサルタントとして独立しました。 氏がトスカーナへ移住した時のこと。この当時のトスカーナの畑は、 1,000年以上のブドウ栽培の歴史があるものの、ほとんど打ち捨てられた 状態であり、今からは想像も出来ないほどワインの質はひどいものでした。 しかしフィオーレ氏をはじめとするワイン業界関係者の活躍により、今やトスカーナ州 はイタリアを代表する銘醸ワインを数多く生み出す産地として注目されています。 イタリアワインの激動の流れ、またトスカーナワインの変革時期。 まさにこの変動期の中心にいたのがヴィットリオ・フィオーレ氏だったのです。 現在はブルゴーニュ・ボーヌの醸造学校を卒業した息子の ユーリ・フィオーレ氏が後継者としてワイナリーで活躍しています。**************************************** イタリアワイン界の重鎮エノロゴ ヴィットリオ・フィオーレ氏が 自身の集大成としてたどり着いた ワイナリー『ポッジョ・スカレッテ』 巨匠が表現するグレーヴェ・イン・キアンティの神髄!!
◆◆ポッジョ・スカレッテ カポガット
◆◆ 高貴なボルドー品種の四重奏‐カルテット‐ 個々の品種の個性は、 ルッフォリのテロワールによって 「しなやかさ」と「厳格さ」を持ち合わせたワインとなった。 4 品種が織り成す、生産量約2,000 本の超限定ワイン!!
**************************************** ヴィンテージ情報 2020年:優れたストラクチャー、香り、 バランスを備えたヴィンテージ 4月初旬の夜の寒さがブドウの発育遅延に影響を及ぼしました。 その後もかなり涼しい春となりますが、後に暑く長い夏が到来し、 平年並みの成長サイクルへ戻りました。 昼夜の気温差が良好で、ブドウの成熟プロセスを最適に完了させることができました。 特に6月と9月の雨のおかげで水分ストレスがなくなった事は 非常に良い影響をもたらしました。 相対的にリリース時から十分に楽しめる仕上がりとなりました。