赤
イタリア:トスカーナ
アルタ・ヴァッレ・デッラ・グレーヴェIGT
品種:メルロ100%
アルコール度数:14%
容量:750ml
エノテカ・ピンキオーリで愛された ポ ッジョ・スカレッテのプレミアムワイン!◆◆ポッジョ・スカレッテ ピアントナイア
◆◆ ピアントナイアとは 世 界的にも有名なフィレンツェの三ツ星レストラン 「エノテカ・ピンキオーリ」のオーナー ジョルジオ・ピンキオーリ氏と ワイナリー「ポッジョ・スカレッテ」のオーナー、 ヴィットリオ・フィオーレ氏は 30 年以上の旧知の仲で、 この特別なメルロー100%のプレミアムワインが ファーストリリースされた 1999VT 以降 ジョルジオ・ピンキオーリ氏がこのワインに惚れこみ、 以来「エノテカ・ピンキオーリ」の 独占商品 となっていました。 今でも「エノテカ・ピンキオーリ」で愛されていますが、 独占契約が解除されたため、 僅かですが入手できるようになりました。 年間1,000 ~ 2,000 本程しか生産されない貴重なワインです。 芳醇な完熟果実や花のアロマの後に 柔らかいタンニンが全体を引き締めます。 豊かな果実味と厳格さを感じるワインです。 WS 94点 獲得!! JS 94点 獲得!!Podere Poggio Scalette ポデーレ・ポッジョ・スカレッティ ヴィットリオ・フィオーレ氏を抜きにして イタリアワインを語ることはできない 1964年にミラノでコンサルティング・ワインメーカーの 仕事を始め、多くの蔵のコンサルティングを行い、 イタリアワインの品質向上に寄与。 イタリア醸造技術協会理事や国際醸造家組合執行委員 という要職をも歴任してきた、イタリアワイン界の重鎮、 “スター・エノロゴ”の先駆者的存在、 ヴィットリオ・フィオーレ氏。 そんな彼が自身の足で探し出した畑のブドウから、 40年にも及ぶ経験を生かしたワイン造りを行う彼自身のワイナリー、 それがこの ≪ポデーレ・ポッジョ・スカレッティ≫ です。 イタリアワイン業界自体の将来を背負い、世界各国を飛び回っていた フィオーレ氏でしたが、1978年、病気がちな妻の体調を思い、 環境の良いトスカーナに移り住むことを決心。 以来、その経験と知識を集約させた自身のワインを造るべく 畑を探し始め、遂に1991年、グレーヴェ・イン・キアンティ地区 ルッフォリに理想の畑を見つけ出しました。 その名が “イル・カルボナイオーネ” です。 この小さな農園で、今ではほとんど存在しないといっても過言ではない キアンティ・クラッシコの有名なクローン 「サンジョヴェーゼ・ディ・ラモーレ」と出会いました。 フィオーレ夫妻はその畑を購入。そして、集大成ともいえるワイン 「イル・カルボナイオーネ」を完成させたのは、翌1992年のことでした。 その後、1996年には、新たに隣接していた建物(現在のカンティーナ)と 土地を購入、2003年にも4haの土地を購入しました。 イタリアワイン界の重鎮、ヴィットリオ・フィオーレ氏。 イタリアワイン界が大きく変動する1970年代、いわばイタリアワインの 「ルネッサンス時代」を迎える以前からワイン業界に貢献し、 激動の時代を実際に見てきた、まさに「イタリアワイン界の生き字引」です。 フィオーレ氏がこの業界に入った頃のイタリアワインは、「質より量」を 追い求めた造りでした。当時は酸が強くて味が薄い北の産地のワインと、 果実味が豊かだが酸がない南の産地のワインを混ぜて、 味をおぎなう造りをしているような有様でした。 その後1970年にイタリア醸造技術協会勤務、理事として世界各国を回るようになり、 様々なワインを飲み、世界中に知人ができ、見識を深めることができました。 この頃、醸造家同士でイタリアワインの現状について憂い、そして将来について 話し合いました。彼らのような志を持った人たちに加え、ルイジ・ヴェロネッリ、 マリオ・ソルダーティなどといったジャーナリスト達の活躍により、 1970年代、イタリアワイン界がワインの「質」を考えるようになり、 「ヴィニタリー」等のワイン見本市も開催されるようになり、 イタリアワインにルネッサンス時代が到来したのです。 1978年、フィオーレ氏は、個人としてイタリアで初めてとなる 醸造コンサルタントとして独立しました。 氏がトスカーナへ移住した時のこと。この当時のトスカーナの畑は、 1,000年以上のブドウ栽培の歴史があるものの、ほとんど打ち捨てられた 状態であり、今からは想像も出来ないほどワインの質はひどいものでした。 しかしフィオーレ氏をはじめとするワイン業界関係者の活躍により、今やトスカーナ州 はイタリアを代表する銘醸ワインを数多く生み出す産地として注目されています。 イタリアワインの激動の流れ、またトスカーナワインの変革時期。 まさにこの変動期の中心にいたのがヴィットリオ・フィオーレ氏だったのです。 現在はブルゴーニュ・ボーヌの醸造学校を卒業した息子の ユーリ・フィオーレ氏が後継者としてワイナリーで活躍しています。 ヴィンテージ情報 2020年:優れたストラクチャー、香り、 バランスを備えたヴィンテージ 4月初旬の夜の寒さがブドウの発育遅延に影響を及ぼしました。 その後もかなり涼しい春となりますが、後に暑く長い夏が到来し、 平年並みの成長サイクルへ戻りました。 昼夜の気温差が良好で、ブドウの成熟プロセスを最適に完了させることができました。 特に6月と9月の雨のおかげで水分ストレスがなくなった事は 非常に良い影響をもたらしました。 相対的にリリース時から十分に楽しめる仕上がりとなりました。