OCACA オカカメインも張れるリネンのインナー
OCACA オカカ ベルギーリネン の ノースリーブブラウス インナータンクトップ 21OCC-ARIANA 夏は涼しく冬は温かいリネンで毎日を快適に。 先にご紹介したベルギーリネンのショートペチパンツと同じ素材のトップスとしてタンクトップを作りました。一般的なインナータンクトップって、Uネックで胸元が深くあいていたり裾がストンと直線的なシルエットでインナー使い以外は出来そうにないものも多くて、せっかくならば、一枚でも着られるような形があったらいいのにな、と思ってデザインしたノースリーブのインナータンクトップです。ポイントはネックラインと裾に掛けてのシルエットと、アームホール。下着の肩紐が見えない絶妙な首元と肩のバランス感に、腕を上げても下着が見えにくいアームホール。そして裾をタックインするのに充分な着丈と、その裾にはやや広がりを持たせることで、腰で引っ掛からないので、オーバーブラウスとして着てもスッキリします。私はこの夏、もっぱら家着としてこのタンクトップを主役として活用してきましたが、コットン天竺などTシャツ素材のタンクトップよりも、汗を吸ってもすぐ乾くリネンのインナーは身体を冷やさないので重宝しました。これから寒くなる季節には、ヒートテックなどの化学繊維は静電気が起きやすかったり、臭いが取れにくかったりするので、リネンのインナーなら静電気も起きにくいし、臭いも付きにくいので安心です。 インナーとして必要不可欠な色。
●OFF WHITE / 襟ぐりや裾からチラっと見せる重ね着の白使いにも使えるオフホワイト。
●BEIGE / 透けないための肌に近いベージュ。生成りよりも一段色の濃い色味です。
●BLACK / 下着はすべて黒で揃えるなら黒色インナーは不可欠です。 薄手なのに張りコシがあり吸水性がいい。 オフホワイトは透け感を配慮して他の色より少ししっかりめの50番手リネン、他の色は60番手リネンです。どちらの生地もしっかりと洗いを掛けて独特のシワ感と色褪せた雰囲気がヴィンテージライクな印象のベルギーリネンです。ドライタッチでサラサラとした肌触りは、平織りでありながらも、しじら織のように肌に張り付きにくいため、とても涼しく過ごせます。また薄地でも密度が高く織られた生地なので、ほどよい張りコシがあって、薄手なのに耐久性も抜群の上質なリネンです。 ちょうどいいアームホールを目指して。 インナーであっても主役服であっても、袖のない服は、正面から見た時に脇がちゃんと隠れていることが大切だと思っています。伸縮性のないリネンの布帛なので、生地に負担が掛からないようにネックやアームホールを大きくし過ぎてしまっては、せっかくのインナー使いとしての役割を果たせません。「キレイに着られてちゃんと汗を吸ってくれること」を大切にしたいのでアームホールは特に重要で、腕を上げても下着が見えないギリギリのところを探って設計したのですが、実は少し広がりを持たせた裾幅は、このアームホールと相関関係にあって、詰め気味のアームホールでも、無理なく着られるのは全体のバランス感の上に成り立っているのです。 欲しかったものを形に。 セレクトショップのバイヤーとして、年間400を超える国内外のさまざまなアイテムを取り扱う中で「自分なら、こうしたい」という思いを形にしたものがOCACAです。表面上のデザインだけにとらわれるのでなく、着た時にどうか、着た後は扱いやすいかと言った、機能面でも満足のいく服が作りたい。引き算の美学がデザインの根底にあるOCACAの服は、手縫いとミシン縫製を組み合わせながら、すべて手作業で仕立てます。ひと針ひと針、愛情をこめて作る服は、ぬくもりと優しさで着る人の心まで癒せたらいいな、そんな思いで作っています。 サイズ選びと製品についてのアドバイス 158cm 9号体型でどこにも負担のないサイズ感です。フリーサイズですが7号から11号くらいの方におすすめのサイズ感です。着丈が62cmくらいで一枚で着てもお腹周りが隠れるし、裾幅は60cm弱、つまり裾周囲は120cmくらいあるのですが、薄手素材なのでボトムスにインしても、モコモコになりにくいです。シャツを羽織り物として着たいときなど、半袖の上にシャツを着ると袖がぼこぼこするので、そんなときにも重宝しそうなアイテムです。