ロンドン仕入の綺麗なカットグラスです。
ロンドン市内のアンティーク店で見つけてきました、クリスタルグラス製、ウランガラスのワイングラスです。 とても精緻な縦に連なるカットと斜めの格子ダイヤモンドカットが施された美しい作品です。 色合いも涼しげで上品な緑色です。 持ち手のところに切り込みが入っていて滑りにくくしているなど、丁寧な作りとなっています。 前の持ち主によるとヴィクトリア王朝後期の作品、1890年から1910年ころの作品と思われます。 非常に良い状態の作品で、わずかなスクラッチのほかはキズ・欠けなど目に付く欠点はありません。 メーカーN/A 種類ワイングラス デザイン− 状態Very Very Good サイズ ワイングラス直径5.8 高さ13.2 複数の作品の状態はそれぞれ若干違いますので、気になる方はメールにてご相談ください。個々の写真を撮るなどして対応いたします。ウランガラスはガラスに微量のウランを着色料として混ぜたガラスです。 透明な黄色や緑色のものがほとんどですが、水色やピンクのものも稀にあります。 ウランガラスの歴史は実は古く、ローマ帝国のモザイクで使われていたそうです。 近世では1830年ころにボヘミアで作られ始め、1940年代まで欧米でたくさん作られました。 英語ではワセリンガラスと呼ばれ、ウランガラスはドイツ語の読み。 最大の特徴は紫外線ランプ(ブラックライト)を照らすと、蛍光を発しながら緑色に輝くこと。 夜明け前の空も紫外線が満ちているので、ウランガラスは蛍光を放ちます。 ウラン、と聞いて放射能を心配する方々もいますが テレビや人体が発する放射線よりも弱いものしか出ていません。 ただ、ガラス職人さんが被曝してしまうためか、近年ではあまり作られていません。 ウランガラスについて、より深くお調べになりたい方は、ウランガラス同好会Homepageをご参照ください。 ttp://uranglass.gooside.com/