樹上で過熟させ糖度・凝縮感を上げたブドウから造られるフルボディの赤ワイン。
ギリシア、トルコ、アラブ、アルバニア。いろいろな人種が入り混ざり独特の文化を生み出したプーリア州。古代フェニキアの時代からワインが造られてきた歴史のある土地、プーリア州サレント半島に昔から公爵家として門を構える「ゼッカ・ファミリー」。500年にわたるワインづくりの歴史をもち、古くからフランスやイギリスとの貿易を行ってきた由緒あるワイナリーです。大量消費ワインの生産地から高品質のプレミアムワインを産み出す地域へと着実に変貌を遂げつつあるプーリアにおいて、コンティ・ゼッカはまさに次世代のリーダーとなる存在。 ナポリ出身のゼッカ・ファミリーは1500年頃にサレント地方の中心地区レヴェラーノに移住し、大々的に農業を始めましたが、当時から既にプーリア州の伝統であるブドウとオリーブの栽培を行っていました。何世紀もの間にファミリービジネスは大きく拡大し、法王レオーネ13世が地方農業に貢献した証としてゼッカ家に伯爵号を授けるに至りました。 1935年、現当主の祖父であるアルチビアデ・ゼッカ伯爵は、自社畑で栽培されたブドウを原料としてワインの醸造を開始し、本格的にワインビジネスをスタートさせました。その当時、レヴェラーノの地に於いて最新の醸造設備を導入したワイナリーを建設。このファミリーの事業はサレント地方のワイン生産を代表する拠点となりました。 第二次世界大戦後、壊滅的な被害を受けましたが、持ち前の事業に対する活力と脈々と流れる農民としての強いプライドで多難な時代を乗り越え、ワインビジネスを再建することができました。 アルチビアデ伯爵の息子であるジュゼッぺ伯爵は、それまでの古いタイプの集落的醸造所から、より近代的な醸造施設を建設しました。ワイナリーでは生産の増大を図るため、ワインセラーや瓶詰めラインを導入。この地方での瓶詰め元としての先駆け的な存在となりました。このころから、自社ブドウ農園の名称をワイン名に冠し、第一号として記念すべきドンナ・マルツィアが誕生したのです。 この地に根を下ろした1500年以来、ゼッカ・ファミリーのブドウ栽培とワイン造りと醸造かける献身的な情熱はゆるぐことはなく、現在は4人兄弟により運営されています。現当主のアルチビアデ、フランチェスコ、ルチアーノ、マリオは、力を合わせて家族の伝統、ワイン造りに献身的に従事しています。所有する4つのエステイトの畑の土壌を徹底的に分析し、それぞれの土地に最適な葡萄を栽培。自社畑で収穫された葡萄のみを使用し、プリミティーヴォ、ネグロアマーロといった南の地ならではの土着品種の魅力を最大限に生かし、機械化のプロセスを理想的に取り入れ、コスト・パフォーマンスに優れた、高品質のワインづくりを行っています。土壌は石灰質を含む沖積土壌。醗酵はステンレタンクで熟成はセメンタンク。樹上で過熟させ糖度・凝縮感を上げたブドウから造られるフルボディの赤ワイン。凝縮した果実、ドライフルーツ、コーヒー、カカオのような香りがあり、ジューシーで濃厚な果実の余韻が広がります。濃厚な味わいの肉料理や熟成感のあるチーズなどとよくあいます。 内容量 750ml ブドウ品種 プリミティーヴォ 100% 保存方法 冷暗所にて保存 原産国名 イタリア プーリア 輸入者 モトックス