地葡萄のガルナッチャ・ティントレラ100%で造る、スペシャル・キュヴェ。
アタラヤは、ボデガのある場所の名前で、「監視の塔」という意味です。冬はとても寒く、昼夜の寒暖の差が激しいエリアです。樹齢よりも標高が高いことの方が大切で、涼しい気温により葡萄がゆっくり成熟するからです。樹と樹が離れているため、斜面の向きに関係なく、日は満遍なく当たります。葡萄樹の間隔を開け、1本の樹が多くの水分を吸収出来るようにして、灌漑はしません。ガルナッチャ ティントレラは、アリカンテ ブーシェの別名で、ガルナッチャとプティ ブーシェの交配種です。スペインではアルマンサでしか見られない土着品種です。栽培も醸造も非常に難しく、良いワインにするのはさらに難しい品種です。タンテュリエと呼ばれる、皮だけでなく果肉や果汁にも色がついている珍しい葡萄で、そのため完熟すればとてもきれいで強い色がワインに表れます。タンニンが多く、ストラクチャーがしっかりしています。畑を買った当初は、メルロ、テンプラニーリョなども植えられていましたが、全てガルナッチャ ティントレラを接木しました。 非常に難しいとされていたティントレラ100%のワインで、試行錯誤の上に完成させることが出来ました。'10VTがファースト ヴィンテージです。葡萄園は二つの区画です。標高は1,000mの高地で、粘土石灰岩土壌。北東向きです。収穫は手摘みで行います。ステンレスタンクで27度以下に保ちながら発酵、マロラクティック発酵は樽で行います。熟成はフレンチオークとアメリカンオークのバリック(新樽)で15ヶ月行います。ろ過も清澄もせず瓶詰めします。ガルナッチャ ティントレラのポテンシャルの全てがこのワインに詰まっています。本当に入手困難なワインです。明るい赤の色調のあるチェリーレッド。興味深く複雑な高い香り、ミネラル、黒い果実が、繊細な木のアロマへと続きます。力強い味わい、がっしりとし、熟していて絹のようになめらかな味わいです。注意をひくタンニン、しっかりとしたアルコール度はワインの個性と調和をみせています。 内容量 750ml ブドウ品種 ガルナッチャ・ティントレラ100% 保存方法 冷暗所にて保存 原産国名 スペイン アルマンサ 輸入者 稲葉