樹上乾燥させた葡萄で造る 濃厚で心地よい飲み口のプリミティーヴォ
カンティーネ・パオロレオは、プーリア州に2つの拠点を置く家族経営の生産者です。20世紀の初頭に、パオロ レオ(現在のオーナーと同じ名前)が自家畑の葡萄でワイン造りを始めたことからワイナリーの歴史がスタートしました。パオロの息子である2代目の二コラがワイナリーを引き継ぎ、石造りのセラーを建設しました。現在は、二コラの息子であり3代目となるパオロが、妻のロベルタと、4人の息子たち(ニコラ、ステファノ、フランチェスコ、アレッサンドロ)と一緒にワイナリーの運営を行なっています。セラーは、DOC サリチェ サレンティーノの中心地にあるサン ドーナチ(San Donaci)と、DOC プリミティーヴォ ディ マンドゥーリアのモンテパラーノ(Monteparano)の2ヶ所に位置しており、それぞれの土地の個性が際立つ様々なタイプのワインを生産しています。どちらのセラーも最新の設備を備えており、樽の貯蔵庫や、1時間に6,500ー7,000本を処理できるボトリングラインを完備しています。サレント南部に位置するブリンディシのサン ドーナチの畑で有機栽培されたプリミティーヴォによるオーガニックワインです。収穫の間、様々な場所の房からサンプルと採取し、果汁を分析して葡萄の糖度を測ります。8月の中旬、葡萄が完熟の状態になったところで房の上部の茎をペンチで潰し、これ以上栄養や水分が房に供給されないようにして、畑で自然に乾燥(アパッシメント)させます。この工程は「イル・ジーロ・デル・ピッチョーロ(Il Giro del Picciolo)」と呼ばれます。この工程の後、葡萄を樹上で約12日間、そのままの状態で置くことで25%から30%の水分を失い、アロマとフレイバーが凝縮されます。収穫後、除梗、破砕した葡萄を22ー25度に温度コントロールしたステンレスタンクで8ー10日間発酵させます。発酵期間中、豊かなアロマとソフトなタンニンを抽出するため、ルモンタージュとデレスタージュを行います。アメリカンオーク樽で5ヶ月熟成後、ステンレスタンクで6ヶ月寝かせます。濃いルビーレッド、熟したレッドチェリーやブラックチェリーの豊かなアロマにスパイスやココナッツやチョコレートのニュアンスが混ざります。しっかりとしたボディ、しなやかでバランスのとれたタンニンが心地よく感じられます。 内容量 750ml ブドウ品種 プリミティーヴォ 保存方法 冷暗所にて保存 原産国名 イタリア プーリア 輸入者 稲葉