シレックス土壌の区画の葡萄だけで造った引き締まった味わい
プイイ フュメのサンタンドラン村で1800年代末から5世代続くワイン生産者です。祖父の時代は、牧畜を主業としていたため、畑は、栽培農家に折半耕作をしてもらい、葡萄は地元の農協へ売っていました。ブノワは、家が代々農家だったため、農学を専攻し、葡萄栽培に限らず農業全般を学びました。学生時代にワインを研究し、ブルゴーニュ、モンペリエにて知識を深めました。 現在、ブノワは畑仕事からワイン造りまでの工程を担当しています。ワインの仕事については、「葡萄栽培からワインが飲まれるすべての工程に携われる素晴らしい仕事。自分たちのワインを飲んで頂くお客様と出会えるのも大変興味深い。」と語ってくれました。妻のエマヌエルは主に事務仕事を手伝い、プロモーション等で夫を支えています。 現在、所有する畑は12haの自社畑と3haの賃貸の畑を合わせて合計で15haです。賃貸の畑も土地を借りているだけで、苗は自分たちで植えているので、実質的な自社畑です。栽培する品種は、14.5haがソーヴィニヨン ブラン、0.5haがコトー デュ ジェノアのピノ ノワールです。土壌のタイプはキンメリジャンのマール(泥灰岩)、シレックス、粘土石灰質など様々です。平均樹齢20年で、5ー30年の間です。肥料は、オーガニックコンポストと砕いた葡萄の枝です。農薬は、ボルドー液のみ使用しています。機械摘みは一気に収穫出来ることから、検査の結果を最終段階のぎりぎりまで待ち、良い状態を把握してからの収穫が可能となります。収穫は機械で一気に摘み取ります。人工酵母で発酵しています。畑は、シレックスの粘土土壌です。シレックスのテロワールが生むワインは、よりストレートで引き締まり、しっかりとした酸があり、ミネラル豊かでスパイシーなワインになります。サンセールの北東のコーヌ シュール ロワールの畑の葡萄から造ります。 標高200m、南向きの斜面に位置します。葡萄の仕立てはギヨー、裁植密度6,500本/ha、収量は60hL/haです。収穫し選別した後、プヌマティックプレスで圧搾し、15度で48時間置いて澱下げします。ステンレスタンクで、アロマを保つために16度の低温に管理しながら発酵させます。きれいな澱と共に6ー8ヶ月熟成させます。フレッシュな酸をキープしたいのでマロラクティック発酵はさせません。清澄し、軽くろ過して瓶詰めします。レモンのコンフィやエキゾティックな果実に火打ち石の要素が混ざる複雑なアロマが広がります。心地よいアタックがあり、余韻にはフレッシュなミネラルが感じられます。 内容量 750ml ブドウ品種 ソーヴィニヨン・ブラン 保存方法 冷暗所にて保存 原産国名 フランス ロワール 輸入者 稲葉