ピノ・グリージョ100%で造る醸し醗酵による白ワイン(オレンジワイン)。
イタリア、フリウリ州の東の産地、コッリオには約1300haの美しい畑が広がります。「コッリオ」は「丘」を意味しますがその名のとおり小高い丘が非常に多く、標高は高いところで280m程。平地であるゴリツィアの町から、車で20分ほど丘を登った場所にプリモシッチは位置しています。曲がりくねった山道の途中にあるワイナリーで、目の前には隣国、スロベニアが広がっています。丘陵地のため段々畑が多いコッリオですが、このエリアには特徴的なPonca(ポンカ)と呼ばれる幾層にも重なった、沖積土壌が多く見受けられます。泥灰土と砂石が混じっていますが鉄分や石灰を含んでいます。手で触るともろく砕けてしまうほど柔らかな土壌は水はけが良く、地中深くまでしっかりと根が入るためブドウの生育に良い影響を与えています。コッリオのオレンジワインは農夫の知恵から生まれたワインです。そう語るのは、ワイナリーの2代目、マルコ・プリモシッチ氏。マルコ氏の曽祖父の時代、「コッリオの人たちはリボッラ・ジャッラを使ってワイン造りを行っていましたが、ブドウの皮がしっかりしているため、プレスするとジュースがあたりに飛び散ってしまって困っていました。そこで、ジュースが飛び散らないように赤ワインと同じように白ワインを造り、ブドウの皮をそのまま浸漬してワインを造ってみようと誕生したのが、現在のコッリオで造られるオレンジワインの起源です」と語ります。オレンジワインは近年注目されるようになり、1980年代にグラヴナー社を筆頭に生産が増えていきました。当時は奇妙なワインの出現に市場では返品されるケースも多かったのですが、より多くの方に知っていただきたい特徴的なワインです。醗酵は、開放型オーク樽にて温度管理をせず1週間浸漬、マロラクティック醗酵。熟成は、オーク樽(600L、スラヴォニア産、新樽比率50%)12カ月/瓶12カ月。平均年間生産量6400本。ピノ・グリージョを浸漬して造られるアンバーレッドのオレンジワイン。スミレやラズベリーの香りが広がり、力強く凝縮した味わいで、余韻にしっかりとしたミネラル感が広がります。 内容量 750ml 原材料 ブドウ品種:ピノ・グリージョ100% 保存方法 冷暗所にて保存 原産国名 イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア 輸入者 モトックス