大地のこだま ~フルート、チェロとピアノのための現代作品集/トリオO3

2024年05月31日発売


大地のこだま ~フルート、チェロとピアノのための現代作品集/トリオO3

ナクソス ミュージックストア

2,775 円 (税抜き)

曲目・内容1-4.ファビアン・フィオリーニ(1973-):Glowing hearts of the deep white nympheas - 深い白色の睡蓮の奥で紅潮する芯 〜フルート、チェロとピアノのための(2021)5.トヌ・コルヴィツ(1969-):Solano - ソラノ(南東の風)〜フルート、アルト・フルート、チェロとピアノのための(2003)6.カイヤ・サーリアホ(1952-2023):Cendres - 灰燼 〜アルト・フルート、チェロとピアノのための(1998)7-14.ジョージ・クラム(1929-2022):Vox Balaenae - クジラの声 〜仮面をつけた3人の奏者による、電気増幅されたフルート、チェロ、ピアノのための(1971)アーティスト(演奏・出演)トリオO3[メンバー]ウジェニー・ドフレーニュ(チェロ)レナ・コルメイエ(ピアノ)リディ・トナール(フルート、アルト・フルート)レコーディング2023年10月28-30日アルソニック・マルス、モンス(ベルギー南部エノー地方)その他の仕様など収録時間: 52分商品番号:CYP4664大地のこだまフルート、チェロとピアノのための現代作品集 [トリオO3]CD 発売日:2024年05月31日 Cypres暗喩的表現を含む四つの作品それぞれに見る各作曲家のアプローチの妙後期古典派〜初期ロマン派に名作が多いフルート、チェロとピアノという編成を使い、現代作曲家たちが20世紀後半以降に発表した室内楽作品を集めたアルバム。この編成で活動するベルギーの新しいアンサンブル、トリオO3(ゼロ3ではなく大文字のOと3)のデビュー盤でもあります。各作品はフィオリーニの曲が「光」、コルヴィツは「大気」、サーリアホは「火」、クラムは「水」をテーマとしながら、どの作品も表題のモチーフを直接的に音で表さず、暗喩的に描写している点で共通しており、そこでは言及されない「大地」がアルバム全体のテーマとして表題に使われています。ジャズやコンテンポラリーダンスなど隣接領域のパフォーマーたちとも仕事を続けるベルギー最前線の作曲家フィオリーニが、印象派画家モネの「睡蓮」シリーズにおける光の描写を意識して綴った『深い白色の睡蓮の奥で紅潮する芯』はトリオO3からの委嘱作で、併せて収録されたクラムの『クジラの声』は有名な『ブラック・エンジェルズ』の翌年に手掛けられており、そこには半世紀の開きがあります。しかしトゥビン、トルミス、ペルトらに続くエストニアの名匠コルヴィツの『ソラノ』や、昨2023年に惜しまれつつ亡くなったフィンランドのポスト=スペクトル楽派サーリアホの『灰燼』と共に、いずれ劣らぬ精妙な演奏解釈がアルバムを通じての一貫性を与え、各作曲家のアプローチの違いをじっくり聴き深められる構成になっています。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)サーリアホクラム

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