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★女性で初、ノーベル文学賞を受賞したスウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴの童話「ニルスのふしぎな旅」。
★「ニルスのふしぎな旅」はスウェーデンの教育会から執筆を依頼されたこどものためのお話です。
★アンデルセン、グリムの童話を数々訳した北欧文学者 矢崎源九郎が訳しています。
★bgmや効果音が入った、楽しくおもしろい!聴く絵本です。 ノーベル文学賞を受賞した作家の「ニルスのふしぎな旅」でお子様の聴く力・想像力をつけませんか? 「ニルスのふしぎな旅」は、ノーベル文学賞を受賞したスウェーデンの女性作家セルマ・ラーゲルレーヴの児童文学です。14歳ほどのニルス少年が小人によって小さな姿にされてしまい、ガチョウのモルテンや渡り鳥のガンの群れと一緒にスウェーデン中を旅するお話です。1980年に日本でもアニメ化され、人気となりました。自分の体が小さくなってしまい、突然自分の周りが巨大な世界に変わってしまったら……? いたずら好きな少年は奇妙な体験の中で自分がこれまでやってきた悪いことを思い知らされ、また、旅の中で沢山のことを学んでいきます。そして、長い旅の末に再び家に帰ることが出来て、小人の魔法が解けたときにはニルスは立派な若者に成長を遂げているのです。 〈「ニルスのふしぎな旅」が出来上がるまで〉 まえがき より一部抜粋----------1902年スウェーデンの教育会から、子どもに読ますための本を頼まれました。そこでラーゲルレーヴさんは三年のあいだ鳥やケモノの生活をくわしくしらべました。こうして苦心したあげく、ようやく書き上げたのが、この「ニルスのふしぎな旅」です。これは、ガチョウのせなかに乗ってスウェーデンじゅうを飛びまわる少年の冒険物語ですが、その旅のあいだに、各地の伝説や、おもしろい風俗や、ためになるお話をたくさん聞かせてくれます。それから鳥やケモノの生活、そうしてそれらのあいだの友情や愛情をも教えてくれます。しかもそれが、美しい風景の描写とともに、ゆたかな空想力によって、じつにすばらしい物語になっているのです。 〈翻訳にあたって〉 まえがき より一部抜粋---------さて、この「ニルスのふしぎな旅」は、第一巻と第二巻とに分かれている大変長い物語です。それで、いまはとにかく第一巻を、上巻と下巻とに分けて訳すことにし、第二巻のほうはあらすじだけを下巻のおしまいにつけておきました。なお、この本には、スウェーデンの歴史や風俗などで、日本のみなさんにはわかりにくいところや、おもしろくないところもありますので、そういうところは少々はぶきましたが、だいたいにおいて、できるだけわかりやすいようにくだいて全訳しておきました。 (略) 冬休みのあいだ、毎日毎日こたつにもぐりこんで一生けんめい訳しました。そして訳したところをそばにいるわたしの子どもに話してきかせますと、それからどうなる?それからどうなる?と先をさいそくされました。おかげで、いそがしくはあっても、みんなでたいへん楽しいお正月をすごすことができました。みなさんも一ど読みはじめたら、早く先が読みたくてたまらないでしょう。 矢崎源九郎セルマ・ラーゲルレーヴ(演奏者)商品番号:NEOBK-2647029Seruma Ra Gerurevu / Yasaki Genkuro /