ご注文前に必ずご確認ください「昔むかし、あるところに、暗雲姫と呼ばれる美しいお姫さまがいました—」穏やかな9月が終わり、10月。藤志高祭の準備は佳境を迎えている。俺たちのクラスの出し物は、オリジナル演劇『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』。白雪姫は夕湖で...あとはわかるな?なずなの意図を感じつつ、俺たちは映し鏡のような物語を演じていく。はふう、と。真夜中にみたいな吐息を漏らして、暗雲姫が口を開いた。「鏡よ鏡。—この世でいちばん美しいのは、誰?」朱々しい毒りんごを胸に潜ませて。七瀬悠月の舞台が、幕を開ける—。商品番号:NEOBK-2871543Hiromu raemz / Chitose-kun wa Ramune-Bin no Naka 8