GAJA / ガヤ イタリアワインの生産者として、間違いなくトップクラスの地位を不動ものとしているガヤ。ガヤ(ガイヤ)家がスペインのカタロニア地方からピエモンテに来たのは、17世紀半ば。1989年にジョバンニ・ガイアがワイナリーを設立し、現在の当主アンジェロ・ガイアは4代目のオーナー。アンジェロ氏の父にあたるジョヴァンニ氏の代に、現在もガヤのフラッグシップであるキュヴェ、バルバレスコが高い評価を受けたことによってイタリアワイン界のトップとしての地位を確立、同時に「ソリ・サン・ロレンツォ」や「コスタ・ルッシ」などの畑を購入し、ワイナリーを拡大しました。ピエモンテで初めてフランス産の小樽を使用したり、フランス系品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネを採用したりと、その革新的な行動で知られています。さらに1996年ヴィンテージから、バルバレスコを3つの単一畑、バローロ、スペルスの4銘柄をDOCランゲとして出荷し始めました。この結果、ガヤ(ガイヤ)の作るDOCGは唯一バルバレスコのみとなりました。そして、DOCランゲとして発売していたコスタ・ルッシ、ソリ・ティルディン、ソリ・サン・ロレンツェオを、2013年ヴィンテージからは、新たなEUの規則下でDOCGに相当する「DOPバルバレスコ」として発売すると発表しています。 Gaja Sito Moresco / ガヤ シト・モレスコ
● 色 / 赤
● タイプ / フルボディ
●内容量 / 750ML
●産地 / イタリア / ピエモンテ
●品種 / ネッビオーロ、バルベーラ、メルロ
●商品情報 / こちらのシト・モレスコは、ピエモンテの土着品種ネッビオーロとバルベラに、国際品種のメルロをブレンドした、イタリアワインの革新的なワインの一つ。「モレスコさんの場所」という意味の「シト・モレスコ」は、1979年にアンジエロ・ガア氏が買い取った畑の以前のオーナーファミリーの名前に由来しており、約25年前に造られるようになりました。 ブドウはバルバレスコ地区のトレイゾ、スペルスが造られているバローロ地区のセッラルンガの畑で栽培されたものを使用。トレイゾで造られるワインは酸が豊富で、繊細かつエレガントなニュアンスを持ち、熟成させると甘やかな風味が増すのが特徴です。一方のセッラルンガは、引き締ったボディと酸、トレイゾと比較すると骨格のある味わいのワインが多く造られています。 また、コスタ・ルッシなどの単一畑シリーズが、これまで10%ほどブレンドしていたバルベラを廃止しネッビオーロ100%になったのに伴い、2015年ヴィンテージからは、そのバルベラを全てこちらのシト・モレスコに使用するようになり、格段に品質が向上しています。こうして造られるワインは、トレイゾの気品溢れる風味と、セッラルンガの力強い味わいという異なる個性が見事に融合した仕上がりです。
●評価 /
● アルコール度数 / 14%