記事 ~2023年 10/14~ 気温が下がり、徐々に紅葉、落葉が始まりました アナベル系は黄色の紅葉です(過程で黒っぽい斑点やシミが出ますが色素の都合です) これから徐々に葉が少なくなり、苗の様子はややさみしくなりますが 庭植え、植え替えなどに良い時期です(露地植えで越冬させると翌年開花しやすいです) 来年用にどうぞ
■ ユキノシタ科(アジサイ科) 耐寒性低木(冬季落葉種)
■ 学 名 : Hydrangea arborescens ‘SMNHALR’
■ 別 名 : アメリカアジサイ、アメリカノリノキ など
■ 花 期 : 初夏
■ 樹 高 : 90cm~1.2m前後(剪定により80cm前後にもできます)
■ 株張り : 90cm~1.5m前後(生育後の枝張り・環境差がある)
■ 耐寒性 : 強い(−15℃〜−25℃
※環境差がある)
■ 耐暑性 : 強い
■ 日 照 : やや半日陰
■ 用 途 : 庭木、生垣、大鉢仕立て
■ 原産地 : 北アメリカ(原種の主な自生地)
■ お届けの規格 10.5cmポット苗(高さ15〜30cm内外)
※季節により落葉中、剪定済みの場合があります アナベルの改良種 ライムグリーンの花がナチュラルな美しさ 満開時には白くなるが、すぐにグリーンに変化する 丈夫さはアナベル同様で、寒冷地でも暖地でもよく咲く 茎が強く倒れにくい改良種 〜担当スタッフのコメント〜 2018年頃から国内の流通が始まったアナベルの改良種です。 従来種よりも茎が太くしっかりとしており、風にも強く、花弁も厚みがあって花保ちが良い性質があります。 普通のアナベルも咲き始めはグリーンなのですが、この色合いが素敵というお声を聞きます。 本種は、ずっとライム色というわけではなく、満開になると白くなりますが、咲き始めのグリーンと、咲き終わりにグリーンに変わるのが比較的早いので「グリーンの期間が長い」品種です。 極寒冷地でも庭植え可能なアジサイは数少なく、山アジサイ類やアナベルは貴重な存在です。 一般的な西洋アジサイは、秋に花芽ができるので、極寒冷地では冬の間に花芽が凍みて翌春にうまく咲かない場合が多いのですが、このアナベルの系統は新枝咲きで、春に花芽ができるので、寒冷地でも綺麗に咲きます。冬に短く切っておけるので、雪で折れる心配もありません。しかも年々花芽が増え、どんどん見応えのある姿に生長してくれます。 もちろん耐暑性も強く、暖地でも元気に育ちます。
◆生育の様子と剪定方法 春に芽吹き、伸びた枝の先に初夏頃から開花します。 ツボミは緑色で徐々に白く変わり開花します。 花後は再びグリーンに変化し秋頃まで楽しめます。 花は切り花にはもちろん、ドライフラワーや押し花にも加工しやすく、人気があります。 冬に黄色く紅葉し、その後落葉します。 剪定方法が重要です。
● 強剪定 プロがよく行う方法は主に強剪定です。 花後から冬に地際、数節程度残してばっさりと切り戻します。春に伸びる枝数が限定され、少し花数は減りますが、その分、新枝に勢いが出て、花がとても大きくなります。花丈が揃って咲くので、放射状の美しい姿になり、ボリュームがある姿は存在感が抜群です。 (普通の西洋アジサイは主に旧枝咲きですので、強剪定はできません)
● 弱剪定 あまり切らず、ほぼ放任で育てる方法です。 花後、花だけを切ります。秋から冬にも枝の先端を軽く切ります。古い枝をなるべく残すことで来春の新枝がたくさん出ます。 勢いが分散されますので、花は小さめですが、その分たくさん咲きます。(オオデマリに似た姿になります) 草姿はやや木立状になります。
◆季節による変化
●春 → 芽吹き 新枝が伸び始める
●初夏 → 伸びた枝先に開花
●夏 → 開花 花後剪定可
●秋 → 剪定可
●晩秋 → 黄色く紅葉 剪定可
●冬 → 落葉し越冬 剪定可 基本的な管理 日 照 寒冷地 日向〜やや半日陰 暖 地 やや半日陰 土 壌 肥沃
■■■□□□ やせ地
※平均的な土壌がよい 多湿
■■■□□□ 乾燥地
※平均的な水分がよい 耐乾性 やや弱い 耐えますが花が小さく葉色は薄くなります 耐湿性 強 い 多少湿気がある方が伸びやかに育ちます 剪 定 花後から春の芽吹き前まで可能 肥 料 春か秋が適期 (ほぼ不要、生育が思わしくない場合のみ) 増 殖 挿し木 消 毒 目立った病害虫はありません お届けする苗について(当店は寒冷地です) 通年、栽培管理を行いながら販売しておりますので、お届けの季節により苗の状態は様々です。おおよそ下記のとおりですのでご参照ください 春〜夏 芽吹き〜葉が茂っています 秋〜冬 紅葉中〜落葉の途中(または剪定済) 冬〜春 落葉中(短く強剪定済み)
※冬などは低温管理により葉がありません ↑苗の様子 冬頃
※季節により姿は大きく変化しますので参考程度にご覧下さい