【パーカーポイント (86-88)点】
村名クラス並みの力強さと充実度を持つ、洗練されたブルゴーニュ・ルージュ ジュヴレ・シャンベルタンの2区画プレソニエとグラン・シャンのブドウが使われるブルゴーニュ・ルージュ。両クリマとも一部は村名ジュヴレとして認められており、ブルゴーニュというよりもジュヴレ・シャンベルタン並みの力強さ、充実度を得ています。果実味と酸のバランスよく、タンニンもキメ細やか。贅沢なブルゴーニュ・ルージュです。 2021ヴィンテージ ラズベリーと砕いたイチゴの果実の美しいブーケ、スーボワのタッチ、繊細な輪郭を持っています。味わいはミディアムボディで、軽く甘酸っぱい赤い果実味、上質な酸があり、フィニッシュに感じられるバニラのニュアンスと僅かにスパイシーな余韻が印象的です。 生産者ドゥニ バシュレDenis Bacheletワイン名ブルゴーニュ ピノ ノワールBourgogne Pinot Noirヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (86-88)点予想される飲み頃:N/AThe 2021 Bourgogne Pinot Noir offers up aromas of sweet red berries and spices, followed by a medium-bodied, bright and tangy palate that concludes with a vanillin-inflected finish.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) 稀少性も相まってカルト的な支持を得ている生産者 ドゥニ バシュレ Denis Bachelet ドゥニ バシュレの畑は4ヘクタール強の小さな畑です。ぶどうの樹齢が高く、収量も多くありません。畑での剪定は厳しく、完璧ではない果実を排除することを徹底しています。この古木から造られるぶどうを除梗し、穏やかな抽出後、木樽に入れて熟成させます。新樽比率はグランクリュでは30-50%、村名クラスでは30-40%ほどです。また、果実の甘みをより効果的に引き出すことができると考え新たな樽会社のものを導入するなど樽の選別も厳密に行っています。さらに、彼らは2014年ヴィンテージから発酵中のパンチダウンの回数を減らすことで、タンニンの抽出をより穏やかにする努力をしています。最近ではビオディナミ農法に転換しました。 また、1つの区画において、優良クローンだけで栽培するのではなく異なる遺伝子を持つぶどうを栽培することによって、収穫時に少し柔軟性を持たせる工夫なども行っています。フィネスと構造的なしなやかさを持つエレガントなスタイルへと、ますます進化し続ける「ドゥニ バシュレ」は稀少性も相まってカルト的な支持を得ています。 ドゥニ バシュレ 一覧へ