【幻の陶磁器と称されるフランスの国窯セーブル(SEVRES)】
880,000 円 （税抜き）
★フランス国立セーブル陶磁器製作所工房作品詳細
★ ブランド(原産国)
セーブル・SEVRES
フランス 作品名(パターン) Service Peyre(Bleu Turquoises) サービス ペイル(ターコイスブルー) デミタスコーヒーカップ＆ソーサー(110cc)(2客set) 成型年度 カップ:1957年,ソーサー:1954年 24K金彩装飾年度 2005年 作品サイズ カップ(110cc)(口径:6.2cm,高さ:5.8cm,持ち手を含む長さ:8cm) ソーサー(直径:11.3c,高さ:1.5cm) 特記事項 画像と実際の作品の色合い及び風合いは微妙に異なります。 ギフト包装 対応できません。 参考上代(定価) オープンプライス 作品説明 この作品のフォームは1845年から1858年にかけてフランス国立セーブル陶磁器製作所工房で塑像制作家をし、1856年から1871年にかけてデザイン部門の責任者となったJules-Constant Peyre(ジュール-コンスタン ペイール)によって1845年に創作されました。素材:PD(ハードペースト)1770年頃にセーブル工房で開発調合された素材
装飾:Bleu Turquoises(ターコイスブルーの帯)に24K金ライン仕上げ。 作品にはセーブル工房のロゴと成型年度、金彩装飾年度が記されています。 カップは轆轤で、受け皿は型枠によって制作されています。取っ手は型に流し込んで成型し、十八世紀当時の技法による液状陶磁器で手作業で取り付けられています。最初に980度の温度で焼かれた後、無色の釉薬の中に素早く浸して、釉がかけられます。乾燥後に筆による修正を施した作品はプチ・フー(金や色彩を低温で焼き付ける)技法がつかわれ920度の温度で焼かれます。☆Pate dure(porcelaine dure ou P.D)
☆ ハードペースト(硬質磁器P.D):基本素材はカオリン(70%を含む)、長石、水晶、凍石からなる本磁器。これらの素材を約1300℃～1450℃で高温焼成する。
★Sevres(cit de la cramique)
★ フランスが誇るセーブル窯はポンパドール婦人の助力もあって、王立窯として発展を遂げました。1759年、王立セーブル製陶所となり、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。セーブルの功績は、国家的使命ともいえるフランス独自の意匠を確立し、完成度の高い芸術作品を作り続けてきたことにあります。18世紀、セーブルは東洋芸術の様式をうけつぎながらも、当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合を持つソフトペーストなど、他の追随を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に華開いたのです。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることは少なく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その稀少性ゆえに、誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。 Sevres カップコレクション デミタスカップ コーヒーカップ＆ソーサー 希少品Service Peyre(Bleu Turquoises) サービス ペイル(ターコイスブルー) デミタスコーヒーカップ＆ソーサー(110cc)(2客set)
■成型 セーブルの四種の成形法のうち、18世紀より伝来のろくろによる成形法は、セーブルにとって不可欠な技法です。カップ、花瓶などの典雅なる曲線美は、全てこのろくろと職人の手で生み出されるのです。 一方、ビスケットは、成功な石膏型で最初の形が作られた後、オリジナル作品を見ながらの仕上げがなされます。貼り合わせ。彫り込みなど、繊細かつ力強い職人芸によって、写実的で躍動美あふれる作品が復刻されるのです。
■素塗り セーブルの地色は、色によって、重ね塗り、たたき、こすりなどの巧みな刷毛さばきが使い分けられています。艶のある地色の美しさは、この伝統的な技法と熟達した職人芸なくしては生まれません。
■絵付け 花、鳥、森、城などの素材を多彩な色で描き出すセーブルの華麗な装飾。絵付け師は、数千種類に及ぶ絵具を駆使し、宮廷文化を飾ったオリジナルを復元します。
■金絵付け 金彩文様は24金を転写紙で刷り込み、贅沢にも再び、刷毛で金粉を施したものです。この転写紙も、デザインを銅版に彫り込んだセーブルのオリジナルです。また直接筆で丹念に絵付けされる文様もあります。焼成後、めのう等で研磨された金彩は量感にあふれ、その贅沢な輝きと艶は類いまれな美しさです。