さらに使いやすくリニューアル 軽くて丈夫 おしゃれなのに機能的 極められたステンレスピンチハンガーのかたち
商品情報 名称安江式まじかるピンチハンガー2(Mサイズ28P/Lサイズ36P) 素材・材質SUS304(18−8)ステンレス鋼 シリコンゴム 寸法 ・Mサイズ 横幅500mm奥行360mm高さ360mm ・Lサイズ 横幅750mm奥行360mm高さ360mm 重量Mサイズ:505gLサイズ:676g 仕様本体耐荷重10kg ピンチ耐荷重 800g「日本一の洗濯バサミ屋になる」 そう語るのはImage Craft株式会社の今瀬社長。 もっと楽しく、もっと快適に…という飽くなき洗濯アイテムへの追求が、次々とうまれるアイデアの源です。 たかが洗濯バサミ、されど洗濯バサミ。 妥協を許さず開発されたのが「安江式まじかるピンチハンガー」です。 「当たり前」を疑ってみる 他社の製品ですが、偶然にも筆者が自宅で愛用しているピンチハンガーもステンレス製。 耐久性があること、そしてゴミになりにくいことから、もう長年の相棒です。 無機質でシンプルなデザインもお気に入り。 10年以上使っていますがまだまだ現役、とても丈夫です。 そう伝えると、 「重いでしょう?ピンチは固くないですか?」と今瀬さん。 そりゃそうです、ステンレス製ですもの!そんなことは当たり前…。 「うちのものを使ってみたらすぐ違いがわかるよ」と、自信の笑みを浮かべて今瀬さんに手渡されたハンガーを持ってみたらびっくり! ステンレスハンガーは重いのが当たり前と思っていたけれど、それって本当に当たり前なのか?とこれまでの常識が一変。 そんな、そこからうまれたのがこのハンガーなのです。 ピンチひとつの重さは約6g。 これは従来品のおよそ半分ほどだそう。 そんなピンチが28個、ないしは36個ついているわけで。 総重量はMサイズが505g、Lサイズが680gと驚くほど軽く、片手でスイスイと持ち上がります。 別製品を比較したことなど今までなかったので、いかに毎日持ち上げている自前のハンガーが重いか、ということがここで判明。 「ステンレスなら重くて当たり前」が覆されたわけです。 しかもデザインは曲線一本という、このうえないシンプルさ! 徹底的に無駄を省き、軽さを追求。 重厚なデザインは丈夫な証拠、そんなことも思い込みだったと気がついたのです。 この道64年のバネ職人が生み出したもの このハンガーのさらなる人気の秘密はこのバネにあり。 バネ作り一筋64年という超ベテランバネ職人の安江章一氏との共同開発で誕生。 64年間、バネだけを追求したプロです。ちょっとやそっとのアイデアで太刀打ちできるはずもありません。 軽く力を入れただけで簡単にパカッ! 「す、す、すごい!」 おもしろいほどの軽さがクセになり、何度も何度も開けてみる筆者…。 そうなんです。従来製品は指にけっこうな力を入れないとピンチが開きません。 これも毎日の経験からよく分かっていること。 でもそれって、洗濯物をしっかりと固定するためには仕方がないことでは? じゃあ、測ってみましょう。 ということで、実際に数値で測ってみたら、ピンチを開くのにかかる力は従来品の約半分。その反面、はさむ力は従来品の1.2倍ということが判明。 従来品よりも軽い力で開くうえに、洗濯物がピンチにしっかりと固定されている、ということです。 なんで、なんで、なんで?? もはや、マジックを見ているかのよう。 その答えは、洗濯物を挟む接点の部分のデザインにありました。 接点部分の形状を尖らせ、交差しながらピンチが挟み合うように開発。 ほんの少しだけ工夫を凝らすことで耐荷重性が見事にアップしたのです。 まだまだ出てくる、このハンガーのマジカルっぷり! 1.それぞれのピンチが絡みにくい 谷折り(上部へ向かって外側から折りたたむ)フォルムにすることで、ハンガーを開く度にピンチが絡まり合う、というストレスを解消。 2.ラクラク半自動で開閉 ハンガー自らの重みで開閉するよう設計されているため、そっと力を入れるだけで簡単に開いて閉じます。力の入りにくい高齢の方や、お手伝いをしたい子どもたちにもぴったり! 3.竿にしっかりと固定 フックの部分に特殊シリコンを装着することで、ハンガーが左右にずれないよう工夫。わざわざ別のピンチでハンガーを止める手間がいりません。 道具が人に寄り添うことの大切さ 随所に散りばめられたため息が出るような工夫に、驚きと感動を隠せません。 一見、製品スペックの向上だけに目を奪われがちですが、これらの根底にあるのはすべて「使う人にやさしく」という今瀬さんの揺るぎないモットー。 作り手が作りたいものよりも、使う人にとって使いやすく楽しいものを。 何度も何度もそう語る口調から、ものづくりに掛ける想いがひしひしと伝わってきます。 軽い、簡単、しかも耐久性に優れ、ゴミにもなりにくい。 ステンレス素材の特性を活かしつつ、従来のを物理的に解決し、職人技で形にしたのがこのまじかるピンチハンガー。 暮らしをちょっと楽しくしてくれるものを。 そして何より世代を超えて長く愛してもらえるものを。 Made in Minokamoの優れもの、その手でぜひ使ってみてください。 レポート:児嶋 陽子 フォト:小池 輝 編集協力:谷 亜由子 (2021年3月1日掲載) ——————————————— 関連商品はこちら ———————————————