アントニウスとクレオパトラ(上) / 白水社


アントニウスとクレオパトラ(上) / 白水社

島村楽器 楽譜便

3,740 円 (税抜き)

評論・エッセイ・読み物・その他

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アントニウスは優れた軍人・名将だったのか? クレオパトラとの愛はどこまで本物だったのか? 通説をいくつも覆す新しい評伝。シェイクスピアの作品で知られるカップルの新しい姿 古代ローマ時代から現代まで、アントニウスの人物像は、野卑で自堕落、騎士道的な人物、優秀な軍人と変化し、エジプトの女王クレオパトラ7世も、ローマ軍人を堕落させた東方の女、野心に満ちたカリスマ的指導者、教養があり自立した強い女性と、さまざまに語られてきた。それらの見方は、アントニウスと戦い勝利した側によるプロパガンダをはじめ、その時々の社会や政治と切り離すことはできない。同時に、当時の東方諸国の君主は、ローマに何を求め、何を求められていたか、ローマの内乱期にどういう状況におかれていたかを抜きには語れないのだ。 混乱した時代と地域で、しかも骨肉相食む伝統のプトレマイオス王家において、クレオパトラが生き残り、女性ながら実質的にひとりで長期間統治したことは、それ自体が偉業だった。だが実のところ、クレオパトラが権力を持ちつづけていられたのは、個人の有能さや魅力だけでなく、ローマにとって政治的に有用で信頼がおけたからだったのである。 アントニウスは名将と言えるのか。クレオパトラはローマに反旗を翻したのか。軍事史の専門家による、通説をくつがえす新しい評伝。・エイドリアン・ゴールズワーシー・版型:四六判・総ページ数:289・ISBNコード:9784560092552・出版年月日:2016/06/26

島村管理コード:15120221226

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