◆茶葉50g◆
●お茶の種類・等級: SFTGFOP(五段階の一番)
●茶摘み季節: 2024年6月
●産地: ネパール民主共和国・イラム
●茶園: シャングリラ茶園
●特徴など: 飛び抜けて良くできた正統派紅茶、マスカテルフレーバー、ドイツで1kg15万円以上 ~この紅茶の詳細な味について~ 2024年の新茶を買い付けてきました。 今年の買い付けは、13年ネパールに関わってきて初ですが交通事故にあいました。 1トン近くの紅茶を輸送中にカトマンズ付近の山道で派手にぶつけてしまい、相手方の車があわやがけ下に真っ逆さま!!な事故でしたが、なんとかぎりぎりで引っかかってヒトシニが出ずに済んだ物の僕は脚を派手にぶつけてはれ上がってしまい・・・ また、相手方の車も定員5名の車に7人詰め詰めに乗った上センターラインをはみ出してくるといういかにもネパールな仕様でしたが、それを見たうえでも警察は一方的にこっちが悪いと決めてつけてしまい、かと言ってその後の修理割合の話し合いでは実は警察署の署長と友だちだったこちら側の車の社長が「びた一文払うか」と言い出しそれを警察が容認してしまう、という救いようのない後発国っぷりを発揮したポリスメンたちに翻弄されまくりの何とも言えない交通事故にあった今回の買い付け旅でした。 紅茶の出来は雨期入り端の絶妙のタイミングでイラムに到着できましたので最高のものをお届けできます、お楽しみに。 2024年のSFシャングリラ茶園の紅茶は??? 今年のシャングリラは、毎年のものよりもマスカテルの風味が一層引き立つ逸品です。昨年に比べて甘みがより際立ち、甘さの余韻にはアロマ感と心地よいビターさがほんのりと残ります。HOTで丁寧に淹れることで、微妙なビター感とスモーキーなニュアンスが感じられ、すっきりとした飲み心地が楽しめます。特別なひとときにぴったりの、贅沢なひと杯をご堪能ください。 シャングリラ茶園小話 今年はシャングリラ茶園のオーナーさんにかなり無理を聞いていただいています。ネパールは輸出にまつわる法律がころころ変わるので準備していった書類では足りず、別の法律でどうにか出荷するためにご協力をいただいたという・・・ ネパールは若い政府なので良くも悪くもどんどん決まりごとが変わっていくのです。基本的にいい事なのですが、いざ書類をそろえて輸出の手続きを進めていたら関係各位すら「は????」みたいな顔をするのでちょっと困りもの。 弊社はシャングリラ茶園が、というかイラム全体がまだ名が知られてなかったころからずっと関わり続けているので結構無理も聞いてもらっているのですが、思わぬところで助けられることもあり人の縁のありがたさを異国の地で噛みしめる本年の買い付けでした。 なお、弊社の買い付けたシャングリラ茶園のSF茶葉については今年は異様に香りが良いものを仕入れることができましたが、これは買付のタイミングが最高に良かったからで、あと1週間早くても遅くてもこの味にはならなかったと思われます(じっさには味見して比べてみないとわかりませんが)。 なんと村に着いたその日から土砂降りになっていました。 10年買付をやっていますが、ここまでタイミングが合うのは珍しいです。 ぜひ香り高く仕上がった紅茶をお試しくださいませ。