2020年8月ワイン王国118号『夏はやっぱりスパークリング特集』にて高評価名醸造家ジョセップ・ヴァイスへのオマージュとして造る、究極の一本
Roger Goulart Cava Gran Cuvee Josep Valls ロジャーグラート カバ グラン・レセルバ ジョセップ・ヴァイス 色白 スパークリングワイン 味わい辛口 ヴィンテージ品名に記載 産地スペイン ペネデス 格付DOカバ グランレセルバ 品種シャルドネ35%、チャレッロ35%、マカベオ15%、パレリャーダ15% ALC度数12.0% 飲み頃温度8-12℃ キャップ仕様コルク ガス圧6.0bar
◆土壌 粘土質と白亜質の混ざり合った土壌。年間日照時間:約2500時間
◆発酵 ヴィンテージにより異なるが1ヵ月半から2ヶ月かけて発酵/発酵温度15℃
◆熟成 瓶内2次発酵の後、地下30m・全長1kmにもなるセラーで48ヶ月熟成。
◆商品説明 名醸造家ジョセップ・ヴァイスへのオマージュとして造る、究極の一本 ぶどうの出来の良い年にのみ生産される48ヶ月間じっくりと熟成を行う最高級品です。 きめ細やかな泡立ちで、シルクのような滑らかな口当たり。フレッシュな酸、ミネラル感、柑橘系果実とともに、熟した果実味や長期熟成による奥深さも感じられます。余韻には、イースト香やほのかなグレープフルーツの皮のような苦みが、心地よく残ります。
◆合う料理 オマールエビのポワレ、白身魚の刺身、新筍と山菜の炊き込み(柚子を加えて)、 ボタンエビのカルパッチョ(ハッサクを加えて)、焼き牡蠣、酢豚
◆コンクール入賞歴・専門誌評価歴k (2013)“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards 2019 ゴールド (2011)ジェームス・サックリング2018 91ポイント (2011)ジャパン・ワイン・チャレンジ2018 金賞 (2011)“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards 2017 ゴールド (2011)インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション2017 金賞 (2008)“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards 2015 シルバー (2008)ヴィナリス・インターナショナル・コンクール2014 銀賞 (2008)ムンダス・ヴィニ2016 銀賞 ワイン王国118号『夏はやっぱりスパークリング特集』にて高評価 Roger Goulart ロジャーグラート すべては、その華やかな瞬間のために
◆1882年創業の名門カバ生産者 ロジャーグラートはアルト・ペネデス地方、サン・エステヴェ・セスロヴィレスにある名門のカバ生産者です。創業以来、最高品質のカバを造り続けています。 ロジャーグラートの歴史は、創始者のジョセップ・カナルスが最初にぶどうの栽培を開始した1800年代に遡ります。1860年、彼は農家の古い作業所の一角に、深さ10mの広いスペースを有するカバ・サン・ジョルディ(酒蔵)を造りましたが、当初の目的は、家族のための食料保存庫でした。その後、カナルスは、フランスの不思議な魅力を持つお酒、シャンパンに魅了されます。 栓を抜くと同時にきらめき起こる細やかなゴールドの泡、グラスの中で繰り広がる美しい光景、そして、口に含んだ時の快い刺激と味わいに興味をもったカナルスは、1882年、個人用としてスパークリングワイン造りを試みます。シャンパーニュと同じく、伝統的で最も磨き抜かれた製法に厳格に従ったそのスパークリングワインは、瞬く間に知れ渡り、公のものとして商品化されるようになりました。創業より135周年を迎えた今でも、ラベル貼り等、一部の作業を除き、製造の大半を昔ながらの作業で行います。
◆≪長期熟成へのこだわりと「ヴィンテージ・カバ」≫ 1. 伝統的な製法とベースワイン造り ロジャーグラートの醸造方法は創業当時から変わることなく、世界中で最もエレガントなスパークリングワインを生み出す、トラディショナル 製法を厳格に守り続けています。毎年、厳選した最高品質のぶどうをこの製法で丁寧に醸造することで、香り高く素晴らしい味わいのカバが生まれるのです。 ロジャーグラートでは、カバが年月をかけて熟成するためには、その元となるワインの品質が最も大事だと考え、厳選したぶどうの一番搾り果汁(ファーストモスト)のみを使用します。シャンパーニュ地方の平均的なぶどうの使用料が、1Lにつき1.7kgであるのに対し、ロジャーグラートでは2.5kgものぶどうを使用します。そのため、必然的に通常のワイン造りより多量のぶどうを必要とし、大量生産はできません。 2. 先祖からの遺産:地下セラー ロジャーグラートには敷地内に地下30メートル、全長1kmに及ぶセラーがあります。空調設備なしで気温は常に14-15℃、湿度、静寂も一定に保たれているため、ワインの発酵と熟成を、時間をかけて進行させることが可能です。例えば、18℃以上の温度で発酵を行うと3週間ほどで終わってしまいますが、14-15℃ならば3ヵ月かけて発酵を行うことが可能となり、よりきめ細やかな泡と味わいが生まれます。このセラーは100年以上も前に造られたものであり、この規模の地下セラーを今の時代に造るには莫大な費用が掛かるため、他では真似できない貴重な遺産となっております。 3. 酵母の作用 カバの最低熟成期間は9ヵ月と規定で定められておりますが、ロジャーグラートでは9ヵ月熟成のカバを造ることはありません。なぜなら、9ヵ月という規定は商業的な側面が強く(2月から10月まで熟成させ、その年末の最需要期に販売するというサイクル)、熟成による深みが生まれるのは熟成10ヵ月目以降だからです。発酵の始めの段階で酵母は糖分と合わさってアルコールと炭酸に分解されますが、熟成が10ヵ月目に入ると酵母が「自己分解」を起こし、プロテインやアミノ酸といった成分がワインに溶け込むため、しっかりとした骨格が形成され、複雑味が増してゆきます。また、泡もよりきめ細やかで、持続性のあるものへと進化します。そのため、ロジャーグラートの商品はエントリーレベルからトップキュベまで全て長期熟成にこだわって造っています。ロゼで少なくとも14-18ヵ月、グラン・レセルバは最低48ヵ月熟成させ、他のカバとは異なる、特別な味わいを生み出しています。熟成期間の短い汎用的なカバと長期熟成の味わいを少しでもわかりやすくするため、全てのボトルに収穫年度の「ヴィンテージ」を印字し、長期熟成へのこだわりの証としています。 ワインのヴィンテージについて こちらのアイテムは、予告なくヴィンテージが変更となる場合がございます。正確なヴィンテージが必要な場合は、購入される前にメールにてお問合せ下さいませ。
※掲載画像はイメージです。お届けの品のラベルイメージ、ヴィンテージが異なる場合がございます。 メーカー希望小売価格はメーカーサイトに基づいて掲載しています。フルーティな辛口スパークリングワイン!! ロジャーグラート家がぶどう作りを始めたのは、18世紀初期に溯ります。当時、ぶどう作りは、大きな農家ならどこでも手がけており、ぶどうの収穫祭は、社会的行事とも言えるもので、小麦の収穫祭や豚の屠殺行事と並んで、農事には重要な意味を持ち、村中がその喜びを盛大に祝いました。田園風景の中に、時の経過と蓄積が読み取れますが、外観ばかりではなく、カタルーニャのぶどう作りの精神と歴史は、彼らの経験の中に息づいており、長期的なヴィジョンと、地質の把握、土地の有効活用取組みやゆみない努力、そして的確な改善策を打ち出してきた彼らの数々の工夫によく表わされています。 1860年、この古い農家にナルシス・カナルス・リボットが、深さ10mの広いスペースを有するカヴァ・サン・ジョルディ(酒蔵)を造りましたが、当初の目的は、家族のための食料保存庫でした。カナルスは、フランスのシャンパーニュで作られる不思議な魅力を持つ飲み物に注目しました。栓をぬくと同時にきらめき起こる細やかなゴールドの泡、グラスの中で繰り広がる美しい光景、そして口に含んだ時の快い刺激と味わいに魅了されたのです。そして1882年、単なる発泡ワインとしてではなく、伝統を誇り、最も洗練され、最も磨き抜かれたシャンパーニュで行われているシャンパン製造法に厳格に従い、最初は個人用としてシャンパン造りを試みました。それが個人的楽しみから、公のものへと取って代わるまでには、さほどの時間はかかりませんでした。 セラーのあるサント・エステヴェ・セスロヴィレスは、ペネデスの特徴的な品種であるチャレッロのぶどうが多く生産され、長い熟成タイプのカバに使用されています。ロジャーグラートのカヴァは、どれも年毎の最高品質のワインを原料とし、特別なカヴァであるグラン・キューヴェは、特に厳選された最高のワインから作られます。カバが年月をかけて熟成に成功するには、その元となるワインの品質如何によるからです。2年から4年眠らせる特別なカヴァは、「熟成カヴァ」と呼ばれます。ぶどう品種の配合割合では、若いカヴァはマカベオの占める割合が多くなり、熟成カヴァは、チャレッロが主流となります。そしてラ・ガルナッチャとエル・モナトレルは、ロゼに使用されます。ロジャーグラートのセラーは、カタルーニャ・モデルニスモ後期の建築スタイルを誇る建物で、この様式特有の美しさを賛えています。 モデルニスモは19世紀末から20世紀初頭にかけて、カタルーニャに起こった芸術運動で、その範囲は工芸からガウディの建築作品、絵画から彫刻、そして文学作品に至るまで幅広い分野に亘り、様々な展開を見せ、優雅な装飾様式を生み出しました。 多くの人々に愛されたこの美術様式は、単なる芸術様式にとどまらず、一種の生活スタイルともで言える程までにカタルーニャ文化の中に浸透したのです。 また、このスペインの美術的流れは、モダンスタイル、アールヌーボー等、同時代に起こったヨーロッパ諸国の表現様式とも平行しています。 どこかエキゾチックな雰囲気を持ったこのセラーや庭園などは、ここを訪れる人々に解放されています。 100年もの間、選びぬかれた何千本ものボトルが眠る、この地中深くのセラーは複雑な構造を持ち、まるで地球内部を走るめぐる動脈にでも入り込んだような神秘的な錯覚をおこさせます。 ロジャーグラートの優雅でのどかなたたずまいは、訪れる人の心を魅き付けています。 そして、ロジャーグラートのカヴァは、本格的なカヴァを求める世界中の愛好家に幅広く親しまれています。 2020年ワイン王国118号『夏はやっぱりスパークリング特集』にて高評価