爽やかな果実や花々のアロマを持ち、アーモンドやドライフルーツの香ばしい風味が伴います。フェノリックさは控えめ。ミディアムボディなバランスの良いアンバーワインです。
Rkatsiteli Mtsvane ルカツィテリー ムツヴァネ 色白ワイン(オレンジワイン) 味わい辛口 ヴィンテージ品名に記載 産地ジョージア カヘティ 品種ルカツィテリ 70%/ムツヴァネ 30% 土壌粘土質 ALC度数12.0% 飲み頃温度13℃ キャップ仕様コルク
◆醸造 醗酵:天然酵母にて果皮ごとクヴェヴリ醗酵、マセレーション約6週間(マロラクティック醗酵) 熟成:クヴェヴリにて果皮と共に6カ月、その後果皮を取り除いて更に6カ月 瓶熟:18カ月
◆商品説明 爽やかな果実や花々のアロマを持ち、アーモンドやドライフルーツの香ばしい風味が伴います。フェノリックさは控えめ。ミディアムボディなバランスの良いアンバーワインです。 Shalauri Wine Cellars シャラウリ・ワイン・セラーズ ワイン評論家を唸らし、 世界の星付きレストランが認めるジョージア産アンバー・ワイン
◆品質重視のクリーン系ナチュラルワイン シャラウリ・ワイン・セラーズは、ジョージア東部に位置するカヘティ地方、シャラウリ村に2013年ギガ・マカラウズ氏によって設立されました。カヘティ地方はジョージア産ブドウの大半が栽培される最大のワイン産地で、1991年に旧ソビエト連邦からの独立後、急速に成長を遂げました。 現在、盛んに国際品種も栽培され、ステンレスタンクを用いた近代的なワイン造りを行う大手から、シャラウリのようなブティックワイナリーまで大小様々な造り手が凌ぎを削っています。 シャラウリでは国際品種を使用せず、ジョージア固有品種を自然農法で栽培し、醸造所の地下に埋めた29のクヴェヴリ内で天然酵母を利用し、ブドウを自然醗酵させます。可能な限り人的介入を避け、醗酵後はクヴェヴリにて醸し(6カ月)、さらに種・果皮・酵母の残りかす等の固形物(チャチャ)を取り除いてから、再びクヴェヴリにて熟成(6カ月)を施し、フィルターを使わずボトリングを行います。そして、更に最低1年間の瓶熟を行うという贅沢な仕様です。(安定化の為にSO2はボトリング前に最小限使用) クヴェヴリで醸造されるワインの多くは、このように最もナチュラルな手法を用いられることから、果実由来・酵母由来の沈殿物などが、旨味の要素となってワインに含まれ、時には混濁も見られます。生産者の中には、酸化防止剤である二酸化硫黄(SO2)無添加で仕上げる造り手もいます。この結果、流通の過程でワインが酸化したり、味わいに変化が生じたりと、不安定なワインの原因に繋がることもありますが、シャラウリのワインは伝統を重んじながらもワインの品質管理には細心の注意を払い醸造されている為、このような心配がありません。
◆ワイン評論家を唸らし、世界の星付きレストランが認める 高評価ジョージア シャラウリ・ブランドは現在、ワイントレンドの発信地であるニューヨークやカンヌ、ニースはじめとするミシュラン星付きレストランや、和食店も含め世界各国の一流レストランでオンリストされ、ジョージアを語るに外せないワイナリーとなっています。 最近の評価では、ワインジャーナリストの山本明彦氏が手掛ける情報サイト”Wine Report”で、シャラウリ社のアンバー・ワインを紹介。「西ヨーロッパやオーストラリアには、これほどバランスの取れたオレンジ・ワインは少ない」「フェノリックと果実と酸が綺麗に結合されている。ドライな収斂性が浮き立たずまろやかにまとまっている。ナチュラルワインのようにすいすい飲める」と高く評価しています。-2017年5月10日Wine Reportワインレポート抜粋-
◆銘醸地「カヘティ地方」 ジョージアワインの中心地、カヘティ地区(Kakheti)。ジョージアの南東部に位置し、北には大コーカサス山脈とロシアとの国境、更に東にはアゼルバイジャンとの国境があり、カヘティ地区の南東部からアラザニ川が流れ込み、中央部に連なるコンボリ山脈により地域が分かれています。カヘティ地区の恵まれた気候から、この地区はジョージア産ワイン用ブドウの65-70%が収穫される一大ワイン産地でもあります。重要産地は、アラザニ川の両側にあり、アラザニ・ヴァレーとも呼ばれる地区です。カヘティ地区はコーカサス山脈に近く、冷たい吹きおろしの風の恩恵を受けるため、黒海の影響を受けるジョージア南部のワイン産地イメレティ地区と比べると非常に乾燥したワイン産地です。
■気候 気候は安定しており温暖で半亜熱帯気候です。夏は暑く、冬は気温がぐっと下がる地域でもあります。
■土壌 褐色森林土、炭化腐植土、炭化した沖積土壌、森林土の堆積物等
■重要なマイクロゾーン ジョージアのProtected Designations of Origin(原産地名称保護)では、特定原産地18のPDOが存在し、それぞれ品種やスタイルに規定があります。 18有るPDOの最も多くがカヘティ地区に位置し、その数は14もあります。 下記はカヘティ地区の重要なマイクロゾーンで(*)はPDO地区でもあります。 中でもチナンダーリはジョージアを代表する最高のPDOです。(ブドウはルカティテリ、ムツヴァネ(カクリムツヴァネ)が認められています。
◆8000年の歴史-クヴェヴリ醸造 ワイン発祥の地として知られるコーカサス地方のワインに注目が集まっています。その中心となるのがジョージア(2015年まで日本ではグルジアと呼ばれていました)です。 コーカサス地方はジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンの3国から成り、黒海(西)とカスピ海(東)の間に挟まれたコーカサス山脈と、それを取り囲む地域からなります。ジョージアは黒海に近い南コーカサス地域に位置する小国で、北にロシア、南東にトルコが隣接します。旧ソビエト統治時代も含め8000年以上もの間途切れることなくワイン造りが行われてきた、歴史的にも考古学的にも大変重要なワイン産地です。そして現在も500を超える貴重な固有品種が存在します。 ジョージアでは昔ながらのクヴェヴリを使った伝統的なワイン造りが今も大切に守り受け継がれていますが、ワインの近代化も進みヨーロッパ的なステンレスタンク等が持ち込まれたことで、ワイン造りも大きく変化を遂げました。この結果、今では全生産量の僅か10%程が伝統的なクヴェヴリを使用したワインです。現在のクヴェヴリは地中に埋められていますが、古くは地上にも置かれていたようです。しかし幾つかの大地震により多くが破壊されたことから、強度を高める事を目的にクヴェヴリを地中に埋めるようになりました。地中は温度が低く通年を通して安定しています。この結果、醗酵・醸しにも利点が多かった点も、地中での醸造が現在も続いている大きな理由と言えるでしょう。 そしてこのクヴェヴリでの醸造は、2013年12月ユネスコ世界文化遺産(人類の無形文化遺産部門)に登録されました。 クヴェヴリ仕込みで醸造した白ブドウから生まれる”アンバー・ワイン”(オレンジ・ワイン*)は、近年の回帰的なワイン造りによる”ナチュラル・ワイン”や”オレンジ・ワイン”ブームと相まって、世界的にも脚光を浴びるようになりました。 オレンジ・ワインとは、古典的なワイン醸造方法によって生まれる特殊なワインのスタイルを意味します。 近年のオレンジワインブームの生みの親で火付け役となったのは、クヴェヴリ仕込みのワインに深い感銘を受けたフリウリの造り手(イタリア、オスラヴィア地方)、ヨスコ・グラブネル氏です。ジョージアを訪れたグラブネル氏は同じ手法でワインを造りたいと、ジョージアからクヴェヴリを購入し、イタリアでワインを醸造しました。現在ではイタリアやフランス、オーストラリアなど、様々な国でオレンジ・ワイン造りに取り組む生産者が増え、注目が高まっています。 *オレンジ・ワイン:白ブドウを赤ワインの醸造法(果皮や種を一緒に漬け込み醗酵し醸す方法)を用いて醸造することで、白ワインでもロゼワインでもない、濃い色調やタンニン成分(渋みや強い口当たり)、独特の風味を持つワインスタイルです。 ジョージアではクヴェヴリ仕込みのオレンジ・ワインをアンバー・ワイン(琥珀色のワイン)と呼んでいます。
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