ドライフィグ、アンズ、ナツメヤシなどの果実香にハチミツやハーブなどの香りが加わり複雑かつ膨よかな香り。
MALVASIA DELLE LIPARI PASSITO マルヴァジア・デッレ・リーパリ・パッシート 色白ワイン 味わい甘口 ヴィンテージ品名に記載 産地イタリア シチリア 原産地呼称D.O.C. MARVASIA DELLE LIPARI PASSITO 品種マルヴァジア・デッレ・リーパリ95% コリント・ネロ5% 樹齢20年 ALC度数13.0% キャップ仕様コルク
◆醸造 遅摘みした葡萄を使用。15日間陰干し。12時間スキンコンタクトを行いステンレスタンク内発酵。残糖分を保つため途中で温度を下げ発酵を中断。ステンレスタンクにて12ヶ月熟成。
◆商品説明 マルヴァジア・デッレ・リーパリは、リーパリ諸島の土着品種。 ギリシャから伝わったとされ、主にサリーナ島とストロンボリ島にて作られています。 ドライフィグ、アンズ、ナツメヤシなどの果実香にハチミツやハーブなどの香りが加わり複雑かつ膨よかな香り。綺麗なミネラルが甘さと上手くバランスを取っており、余韻まで長く口中に残ります。
◆参考評価 ワイン・アドヴォケイト…94点(2017、2019) ガンベロ・ロッソ…2ビッキエーリ(2011-2017) HAUNER ハウナー
◆ワイナリーについて 現在、カルロ・ハウナーはシチリア州のリーパリ諸島における最も有力な生産者と言っても過言ではありません。 ジャンシス・ロビンソンとヒュー・ジョンソンが発行する「地図でみる図鑑 世界のワイン」でもリーパリ諸島の生産者のうち唯一掲載されているのが、このハウナーです。先代カルロ・ハウナーはロンバルディア州ブレシア出身の画家でした。20歳前から美術のオリンピックとも呼ばれるヴェネツィア・ビエンナーレ(国際現代美術展)にも出展する程の実力を持ち、その後はデザイナーとして国際的に活躍し1963年に初めてリーパリ諸島にてバカンスを過ごした際にその美しさに魅せられそれからは毎年リーパリ諸島を訪れる様になり、1970年には遂に移住。 カルロはリーパリ諸島での生活の中で次第に葡萄栽培に興味を持ち始め現地の農家からの情報収集や、古い本から新しい本まで読み漁り自身のワイナリーを創立しようと決断しました。リーパリ諸島は、オーストラリアやアメリカへ移住する人たちが多く捨て去られた「ダイヤの原石」のような畑がたくさんあり転がっておりその中から素晴らしい畑を購入し葡萄畑をを改善していきます。 カルロ・ハウナーは1996年に亡くなりましたが息子のカルロ・ハウナーJr.が後を引き継ぎ現在ではリーパリ諸島でも屈指の生産者として知られております。
◆LUIGI VERONELLI ルイジ・ヴェロネッリ ルイジ・ヴェロネッリと言えばイタリア・ワインを初めてテイスティングにて評論を行なった人物。ルイジ・ヴェロネッリはカルロ・ハウナーのワインを以下の様に語っております。 「ある人にオーストラリア産チーズを見せると物凄い驚いた。それはオーストラリアが若い国で不思議な形のチーズだったからという話を読んだ事があるが、私もこのワインに出会ったときはオーストラリアのチーズに出会った気分だ。この様な味わいのワインには生涯出会えないだろうと思っていたが、出会えた事は物凄く幸せであり、私は神に感謝している。」イタリアワイン界の重鎮をここまで感動させたワイン・・・・。きっと皆さまにとってもこのワインは衝撃の出会いとなるのではないでしょうか?
◆ハウナーの本拠地サリーナ島 ハウナーの本拠地はサリーナ島です。サリーナ島は自然が豊かで「緑の島」も呼ばれており二つの火山から島が成り立っていることから昔はギリシャ語で双子を意味する「Dydime」とも呼ばれていました。火山性土壌由来のミネラル豊かなワインに仕上がり暖かい果実味も特徴的です。
◆ブルカーノ島が育てた独特のキャラクター「イエラ」 ハウナーの拠点はサリーナ島ですが、「イエラ・ロッソ」、「イエラ・ロザート」はヴルカーノ島にて産み出されます。ヴルカーノ火山の最後の噴火は1890年。火山活動は未だ中断をしておらず、山上での水蒸気の吹き出しや医療用の貴重な成分となる硫黄質泥の海底噴出など未だに様々な現象を起こしております。
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