一級畑に格付けされるウルベルクのピノ・ノワール。香りから凝縮度の高さが感じられ、濃厚で力強い果実感と存在感あるミネラル感にバニラのニュアンスが重なる複雑で豊満な味わい。
Von Winning Konigsbacher Olberg Pinot Noir Trocken Erste Lage フォン・ウィニング ケーニヒスバッハー ウルベルク ピノ・ノワール トロッケン エアステ・ラーゲ 色赤ワイン 味わいフルボディ ヴィンテージ品名に記載 産地ドイツ ファルツ ベライヒ・ミッテルハート 格付VDPエアステ・ラーゲ 品種ピノノワール100% ALC度数13.5% 飲み頃温度15℃ キャップ仕様コルク ビオ情報ビオディナミ 認証機関 認証無 年間生産量2000本
◆醸造 醗酵:オーク樽醗酵、オーク樽にてマロラクティック醗酵 熟成:オーク樽熟成17ヶ月(新樽比率60%、フレンチオーク、225L、228L)
◆商品説明 一級畑に格付けされるウルベルクのピノ・ノワール。香りから凝縮度の高さが感じられ、濃厚で力強い果実感と存在感あるミネラル感に、バニラのニュアンスが重なる、複雑で豊満な味わい。 Von Winning Weingut GmbH ヴァイングート・フォン・ウィニング 歴史あるVDP創設メンバーが、今、新たな取り組みで大注目!
◆VDP創立メンバーの、古くて新しいワイナリー ワイナリーの歴史は19世紀初頭、ドイツ南部のファルツ地方で名声を誇った「ジョルダン・エステイト」に遡ります。1848年、この銘醸ワイナリーは、当主の死により3人の子供に分割相続されます。その一人でエステイトの娘夫婦ダインハード家が父親から分割相続した畑をもとに「ダインハード醸造所」を設立。 そして、1907年にはさらにその娘夫婦にあたるフォン・ウィニング夫妻へと継承され、ワイナリー名は「Hauptmann von Winning'sches Edelweingut」に改められました。 1907年に継承されたワイナリーは、夫レオポルト・フォン・ウィニング氏の揺るぎない情熱に支えられ、クオリティは次のレベルへと昇華しました。レオポルト・フォン・ウィニング氏は、900年前に皇帝から称号を与えられた貴族の流れを汲む人物ですが、ワイン造りに大変な情熱を注ぎ、現在のドイツ優良生産者組合「VDP」設立の功労者にもなります(VDPの前身にあたる「Deutscher Weinbauverband」の設立者でもある)。こうして、「フォン・ウィニング」の名前はそのまま優れた品質を表すようになります。 第一次大戦までの間、ファルツで最も輝くワイナリーとなりますが、大戦後の1918年、売却されたワイナリーはフォン・ウィニングの名を使用することが許されず、その名称を元の設立者の名であるダインハードに戻し、「Dr.ダインハード醸造所」に改めました。 「フォン・ウィニング」の名を冠した現在のワイナリーは、こうした複雑な相続と売却の背景を持つ銘醸ワイナリーに再び命を吹き込むプロジェクトとして、2007年に起業家のアヒム・ニーダーベルガー氏の手により誕生しました。ニーダーベルガー氏は分割でバラバラになってしまっていたダイデスハイムの銘醸ジョルダン・エステイト(いわゆるJordan'sche Teilung)を構成していた3つの醸造所、「Bassermann-Jordan醸造所」、「Von Buhl醸造所」、さらに「ダインハード醸造所」を5年の歳月をかけて買い取ります。 これら3つのエステイトは独立して運営されていますが、フォン・ウィニング家の流れをくむダインハード醸造所は、ニーダーベルガー氏が同家とと非常に親しい関係にあったことから、再び「ヴァイングート・フォン・ウィニング」として蘇り、最高責任者にステファン・アトマン氏を迎え入れることで新たな一歩を踏み出しました。 ワイナリーでは、「畑の可能性を引き出し、最高品質のワインを造る」ことをモットーに、フォン・ウィニングとドクター・ダインハードの二つのブランドを掲げてクオリティワインを生み出しています。長年受け継がれてきた遺産や伝統を大切にするとともに、最新の設備・技術をもってワイン造りを行っていくことで、新たな歴史を刻みはじめています。
◆今、最も注目を集めるドイツのVDP! 輝かしい評価の数々!
■New Comer of the Yer 2012/ 「ゴー・ミヨー誌」
■New Comer of the Yer 2011/ 「ファルスタッフ誌」
■2012年ドイツ・ワイン醸造所ベスト100/「Vinum誌、Handelsblatt(経済紙)」 ドイツのエリート集団「VDP」の中でも、今、最も注目される造り手がフォン・ウィニング。 1848年に設立、その後相続や売却を経て2007年、再び分散した3つのエステイトが統合されました。設備投資や様々な改良の結果、ますます品質が向上し、「伝統に根ざした新しいワイナリー」として復活。大量生産とは一線を画したワイン造りが認められ、「New Comer」として評価を新たにしています。
◆思わず息をのむ美しいモチーフ ドイツ最高峰の品質集団「VDP」設立の立役者ともなった、レオポルト・フォン・ウィニング氏の流れを汲むワイナリーとして、この名を再び冠することは自然なことでした。品質の証しとして、ドイツでは現在でもその名が深く人々の心に刻まれているからです。 「W」はレオポルト・フォン・ウィニング氏が活躍した1900年頃に活躍した芸術家のエームケ氏の手による文字から採用し、それをモダンに仕上げることでワイナリーの伝統と現在の取り組みを表現しています。ロゴやラベルそれ自体が、ワイナリーの情熱と品質を語ることが大切だと考えています。
◆大量生産とは一線を画す、土地の個性を表現したワイン 「私たちの目標は完全な状態で品種、テロワール、土地(ファルツ)、そしてフォン・ウィニングというワイナリーの個性を表現すること。それはつまり、グラスに注いだ瞬間から楽しんでいただけるワインです」 テロワールを重視する姿勢は、「自然を尊重しできるだけ寄り添って働く」、というレオポルト・フォン・ウィニング氏の信念に由来します。レオポルトが残した遺産は、今も変わることなく、ワイナリーに受け継がれ、ステファン・アトマン氏の指揮のもと、若く高いモチベーションを持ったチームの品質への追求と、オーナーの資金投資により、フォン・ウィニングは高品質ドイツワインの担い手であり続けています。 約10ヘクタールのグローセス・ゲヴェックス(=仏のグラン・クリュに相当)を含む畑は環境に配慮したきめ細かな手入れが行き届いており、アロマ豊かで完璧なブドウを収穫することができます。ワイナリーにおけるプレミアムワイン造りの鍵は、天然酵母醗酵(一部)や自然の清澄作用を促した方法を採用することで、「人間の介入をできるだけ最小限にとどめる」こと。それにより大量生産とは一線を置いた土地の個性を表現する、エレガントなワインを生み出します。
◆偉大なワインは畑で造られる 畑では環境に配慮した栽培を心がけ、ビオデナミとサステーナブル農法を実践。また完熟した100%健康なブドウを収穫するために、手摘みのチームを従来の8倍に増やしました。 約10ヘクタールのグローセス・ゲヴェックス(=フランスのグラン・クリュに相当)を含む畑は自社畑45ヘクタールのうち、80%は主要品種であるリースリング種を栽培しています。その他ピノ・ブラン、ピノ・グリ、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、グラウア・ブルグンダー等、さらに黒ブドウではピノ・ノワールも栽培されています。2008年からはソーヴィニヨン・ブランも仲間入りしましたが、この品種は土壌(砂質や砂利土壌)を選び、十分な手入れがあって初めて可能となる、この土地では難しい品種の一つです。 「偉大なワインは畑で作られる」という信念のもと、栽培責任者ヨアヒム・ヤレイ氏率いる才能豊かなチームはエネルギーに溢れ、勤勉で、畑の潜在能力を最大限に引き出すための革新的努力を惜しみません。ワイナリーでは一部、契約畑のブドウも使用していますが、その管理もヤレイ氏が責任をもって行っています。ほとんどの契約畑は自社畑の近くにあり、彼らはもともとワイナリーで見習いをしていた人たちなので、同じ哲学を共有することができるのです。 「土地の力を信じ、生態系を脅かすことなく、むしろサポートする」 これが彼らが畑に向き合う姿勢で。合成肥料や除草剤は一切使用しない自然を尊重した農法を採用していますが、有機栽培の認証には関心がありません。それはワイナリーの方針の一つに、畑でもセラーでも銅を使わないという信念があるからです。例えば、有機栽培の認証を取ってしまうと、灰色カビ病が発生した場合に、銅で対抗するしか手段がなくなります。しかし、銅は土壌に蓄積され土壌の微生物にとって有害になります。銅はまた、ワイン特有のアロマ、火打石のような香りや良い意味での還元香を破壊してしまい、土地の個性を表現することができません。 2008年には、ブルゴーニュ地方によく見られる高株密度栽培を利用した畑をつくりました。平均的な5,000本/haよりさらに多い9,500本/haを植えることにより、ブドウの木の競争を促すことで自然に収穫量を調整しています。今後、全てのプレミアムワインクラスの畑では、この方法を採用していく予定です。 またブドウの木が地中深くまで根を下ろすことにより、果実、またその果実からできるワインがテロワールを表現するだけでなく、夏の熱波や多雨にも耐えられる強さを与えてくれます。また十分な水分が行き渡るため、様々な花が咲き、生態系を支える昆虫の住処となっており畑は多様性に富んでいます。 こうした入念な手入れにより、生態系への理解、自然の力、そしてチームの品質に対する飽くなき探求心により、最高のブドウを栽培することができるのです。
◆ワインの純粋な魅力を引き出す最小限の介入 ファルツの偉大な醸造家、ハンス・ギュンター・シュヴァルツ氏がかつて「偉大なワインには完璧なブドウとセラーにおける適度な ”放任” が必要である」、と話したように、ワイナリーでは“ワインの構造を一切変えないための細心の注意と最小の介入”を理念に掲げ、醸造に携わります。 「伝統的な醸造方法と最新のセラーの融合」こそが、ワイナリーの目標なのです。 例えば、ブドウの重みで自然に圧搾をする、重力を利用した構造を持つセラー内、適量の自然酵母を利用した自発的な醗酵など、セラー内における醸造過程は一貫して「最小の干渉」の理念のもと瓶詰めまで運ばれています。 セラーでの作業は品質向上を常に求めるワイン造りの、”終わりなき旅”なのです。
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