Lot No. US15487 UNION SUPPLY13.75oz. GRADE ONE AHINA WORK JACKET最初の日本人移民が海を渡り、ハワイを目指したのが1868年(明治元年)。多くの人々が祖国を離れ、ハワイでの豊かな生活を夢見ていた。しかし、彼らを待ち受けていたのは過酷な労働という現実。着の身着のままたどり着いたハワイで、彼らに残された選択肢はただひとつ。当時ハワイの大きな産業となっていたパイナップルやサトウキビの農園で働くことであった。そこで彼らが最も必要としたもの。それは丈夫なワークウェア。作物の硬く鋭い葉や枝から身を守るため、少ない賃金を工面してワークウェアを買い求め、補修をしながらすり切れるまで使っていた。高品質で手頃な価格のワークウエアを日本からハワイへ移り住んだ人々へ提供した必要とする農園労働者たちの声は大きくなり、それを実現させるべく、日本生まれのヤスダ・カヨジが1922年にユニオン・サプライ社を創業。同社はハワイの中でも大きな規模の縫製工場を持ち、コストを抑えたハイクオリティーなワークウェアを提供することに成功して事業を拡大。衣料品メーカーでありながら、日本から生地やネームなどを輸入するディストリビューターとしての役割も担っていた。