アンリ・ド・ヴォージャンシーは創業1732年、所有する8ヘクタールはすべてグランクリュ・オジェという、コート・デ・ブランを代表する名門です。「1年のほとんどの時間を畑で過ごしています」というパスカル・アンリは、樹齢40年以上の古樹畑で厳格なリュット・レゾネ栽培に取り組み、極上のブラン・ド・ブランを造っています。 最後を飾るのはもちろん、料理とのマリアージュ(結婚)です。 世にテーマ・パークやテーマ・レストランは多々あれど、“テーマ”はここだけです。そのテーマは、「結婚」。ハート型のラベルの中で、フランスで結婚のシンボルとされる鳩のカップルがキスをしているだけではありません。このには、1820年〜1920年当時の結婚をテーマとした博物館が併設されており、記念宝石、家具、調度品、衣装、風習や儀式にまつわる資料が多数展示されています。食堂は、近くの教会で結婚式を挙げたカップルが2次会に使用。その後、当主パスカル・アンリのお父さん自慢の薔薇のコレクションをはじめとする色とりどりの花々に囲まれた素敵な庭で記念撮影。引き出物やお土産にはもちろんここのシャンパンを・・・。 シャンパーニュ アンリ・ド・ヴォージャンシー グラン・クリュ “キュヴェ・デ・ザムルー” グランクリュ・オジェのシャルドネ100%。現在販売中のものは、2001年産が80%、1996年産が20%のブレンド。約36ヶ月の瓶熟成。ドザージュは12g/l。なんといっても、このシャンパーニュ、フランスのワイン愛好家に生産量の90%が行ってしまうという超希少シャンパーニュなのです。(日本に来るのが不思議なくらいです。) 桃やメロンを思わせるリッチで豊満な味わいが特徴的なオジェのシャルドネ100%で醸される「愛し合うふたりのためのシャンパーニュ。」「キュヴェ・デ・ザムルー」は、「愛し合うカップルのためのキュヴェ」という意味です(フランスで鳩は結婚のシンボル)。2羽の白鳩がキスをしているシックで落ち着いた雰囲気のハート型のエチケットがおとなのシャンパーニュを感じさせます。 醸造家パスカル・アンリ氏のコメント 「緑色がかった薄い黄色、繊細で細かい泡、白い花を思わせる香りとフレッシュなアロマ。自然な酸味が力強いボディと調和しています。」
●写真1:アンリ・ド・ヴォージャンシーのエチケットにもなっている2羽の鳩のステンドグラス
●写真2:パスカル・アンリ氏自慢の、1820年〜1920年当時の結婚をテーマにした博物館
●写真3:四世代前にナポレオン皇帝に献上したNマーク入りシャンパン
●写真4:スティラージュの実演
●写真5:現在も使われている古式圧搾機
●写真6:質問に熱心に答えるパスカル氏
●写真7:セラー内でシャンパンサーベルの余興をしてくれるやさしい性格のオーナー
●写真8:アンリ氏と当店オーナー