【2022楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞!】 バックヴィンテージ入荷しました
ようやく飲み頃を迎えたバックヴィンテージ2011年! まるでボルドーの左岸のような印象! ナパ・ヴァレーで1960年代からワインを造り始め、若き神童としてカリフォルニア中にその名を轟かせた「リック・フォーマン」 ナパ・ヴァレーにて、50年以上に渡りワインを造り続けている経験豊富な超実力派ワインメーカー、リック・フォーマン氏。 フォーマン・ヴィンヤーズでは、基本的に1つのシャルドネと1つのカベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドースタイル)を造り出しています。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは、現在のカルトとは真逆の方向性を持つ、テロワールを反映させた長期熟成可能なワインです。 「カベルネ・ソーヴィニヨン セント・ヘレナ ナパ・ヴァレー」は、ハウエル・マウンテン寄りの中腹、セント・ヘレナの町が見渡せる高地の緩やかな斜面にあり、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドを栽培しています。ブドウは100%がセント・ヘレナの自社畑、『グラン・ロシュ・ヴィンヤード』 から。新樽が50%、古樽が50%のボルドー産オーク樽で22ヶ月の樽熟成。 FORMAN Cabernet Sauvignon Saint Helena Napa Valley フォーマン カベルネ・ソーヴィニヨン セント・ヘレナ ナパ・ヴァレー 生産地:アメリカ カリフォルニア州 ナパ ナパヴァレー 原産地呼称:AVA. NAPA VALLEY ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン 76%、カベルネ・フラン 12%、プティ・ヴェルド 8%、メルロ 2%、マルベック 2% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ 冷蔵庫で冷やし13~14℃で抜栓、20分ぐらい置き大きめのボルドーグラスを使用しました。この2011年ヴィンテージは悪天候のため収量を例年の半分にしたことにより、味わいとしては素晴らしく凝縮し、ゴージャスなものに仕上がっているとのことです。 グラスに鼻を近づけると、花、ジャムにしたようなカシス、プラム、カラメル、甘いオーク、トリュフを思わせるような香り高いブーケが感じられます。口に含むと甘いタンニン、果実のエキス、ミディアムボディの構造、新樽からくる上品な味わいです。ワインアドヴォケートに書かれていますが、まるでボルドーの左岸のような印象で、今飲み頃に入り始めたようです。 先週土曜日にお値打ちなボルドー(シャトー・コート・ド・ブレニャン 2015)を飲んでとても良かったでのすが、さすがにこのクラスを飲むと明らかに価格の差というものを感じました。この2011VTを2012年にAntonio Galloni氏が91~93ポイントと付けていますが、多分、今評価したなら もっと高得点になると思います。2021.4.13 《輸入元訪問記より抜粋》 1980年代のワインは収穫は比較的(今に比べると)糖度が低い時期に摘んで、酸を加えて、しっかり濾過もして、きっちり引き締まったカベルネを造っていました。リックのカベルネはクラレットを思わせるというので、ボルドーファンが好んで買い求めるカベルネで注目を浴びていていました。1990年代に入って、ブドウがもう少し熟した時点で摘むように変えました。当時のリック曰く「飲み頃になるまで何年も待つのに疲れた。若くても美味しく飲めるカベルネがいいなあと思うようになったので、スタイルを変えた。」そして酸を加えるのも止めました。 2003年になって、さらに熟した時点でブドウを摘むようになりました。これは息子のトービーの影響があったとのこと。 パーカーが高得点を与える過熟気味のブドウから造られたアルコール度の高いカベルネがもてはやされる時代になっていて、リックもそのタイプのカベルネを造って、パーカーの高得点を得ていました。そして今、アルコール度は14.5-15%と決して低くはないですが、アルコール度の高さはまったく気にならず、エレガントでバランスの取れたワインを造っています。自分が信じているスタイルのワインを造リ続けて、今になったという自信と満足感がリックの表情から読み取れました。
◆醸造:リックはボルドーの大ファン。高くて買えないから自分で造っていると冗談。「それにボルドーに比べると安い」とにっこり。ボルドーの伝統を守っているのが、ブレンドの時期。発酵が終わった時点で各ワインをブレンドして、セラーの地下に掘られたカーブへ重力で移動させて、約100樽ほどに入れて熟成。この中でフォーマンのラベルでリリースするレベルの質に達していない樽がセカンドラベルのグランド ロッシュ(Grande Roche)としてリリースされています。 フレンチオークで熟成するのはもちろんだけれど、決して100%新樽を使っていないのもユニーク。今、多くの醸造家が自然酵母を使っているので、リックもそうかなと思ったら、 そうではなくて自然酵母から抽出して作った培養酵母を使っているとのこと。理由は「自然酵母だと発酵をコントロールできないから」 もう一つ、「卵型コンクリートタンクは使わないの?」と聞いたら、「フルーツの良さがよく表現できないから使わない。赤にも白にも使わない」ときっぱり。 といっても最新式の醸造設備を使わないわけではなくて、コンピュータのシステムを使うオートポンプオーヴァーを2006年から導入。発酵中は2時間ごとに10分ずつポンプオーヴァーを繰り返すことによって、抽出度を高めています。さらに無濾過というのも、最近の造りにうたわれているけれども、リックは軽いフィルターをかけます。毅然とした表情が「俺のワインは味で勝負、それに綺麗に熟成するよ」と言ってます。 ワインアドヴォケイト:91~93+ ポイント Rating (91 - 93)+ Release Price NA Drink Date 2018 - 2026 Reviewed by Antonio Galloni Issue Date 27th Dec 2012 Source 204, The Wine Advocate The 2011 Cabernet Sauvignon opens with a striking, totally gorgeous bouquet. Medium in body, the 2011 impresses for its beautiful aromatics and fine overall balance. The 2011 is a decidedly mid-weight, gracious Cabernet. Hints of spice box and cassis inform a finish laced with suggestions of Bordeaux’s Left Bank. It will be interesting to see where the wine goes over the coming year and if it puts on weight once it is in bottle. In 2011 yields were down 50% because of the poor weather. Anticipated maturity: 2018-2026.FORMAN / フォーマンリック・フォーマン ”神童から英雄へ” リック・フォーマン氏は、ナパ・ヴァレーで1960年代からワインを造り始め、若き神童としてカリフォルニア中にその名を轟かせました。彼がワイン造りに携わった始まりはデイヴィス校に在学中の1967年、「ストーニーヒル」 や、あの 「モンダヴィ」 です。卒業の年となった翌1968年、新しく設立される予定だった 「スターリング・ワイナリー」 に大抜擢され、25歳という若さでワイナリーの運営を任されました。その「スターリング」で10年間働き、当時誰も行っていなかったシャルドネの樽発酵などを実践し、スターリングを一流のワイナリーに育て上げました。1977 年に「スターリング・ヴィンヤード」はコカ・コーラ社に買収され、共同経営者のピーター・ニュートン氏(現ニュートンのオーナー)と共にフォーマン氏は 「スターリング」を去り、「ニュートン」に4年間参加すると同時に「ダックホーン」の設立時にも参加し、こちらでも彼の手掛けたワインは見事な評価を獲得。その後1983年に「フォーマン」を設立しました。フォーマン氏は「スターリング」に居た頃、ナパのセント・ヘレナに土壌の素晴らしい土地を買っており、畑が完成するまで「ケンダル・ジャクソン」等のコンサルタント業を行う一方、ハーラン・エステートのオーナーのビル・ハーラン氏や、元ドミナスの共同経営者のロビン・レイル女史が設立した「メリー・ヴェル」の初期のワインメーカーも務めました。また、ナパのトップ・ヴィンヤード・マネージャー、デヴィット・エイブリュー氏自身のブランド「エイブリュー」でもワイン造りに携わっています。「フォーマン」はハウエル・マウンテンの中腹、セント・ヘレナの町が見渡せる高地の緩やかな斜面にあり、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドを栽培しています。 シャルドネは、小石が混ざった表土が深めの土壌であるラザフォード地区で栽培しています。