【2022楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞!】
8,470 円 （税抜き）
■2022年ヴィンテージ情報
■ 年の初めは穏やかで雨が多く、葡萄の木の早い発芽に好都合だった。4月の最終週には気温が急激に下がり、夜間霜が降った。幸いなことに、彼等の葡萄畑は標高が高く、常に換気にさらされているため、カビ病等の起こりうる問題から守られた。夏は非常に暑く乾燥していた。7月下旬と8月中旬に降った恵みの雨は、葡萄の成熟と健全化を促し、バランスとアロマを向上させた。収穫は9月の第1週に行われた。得られたワインは、非常に複雑で、バランス、フィネス、エレガンス、タンニンの質感を表現している。マンフレディは先代の造りを全く変えることなく、所有する農園の内の小さな2.5haの葡萄畑を代々家族で守り続け、ロッソもブルネッロもすべての葡萄から同タイミングで収穫し、同じ様に醸造。 樽熟成の期間だけが違います。樽毎に試飲をし、早く飲み頃が来ると感じた樽をロッソとしてボトリングしています。 Il Paradiso di Manfredi Rosso di Montalcino イル・パラディソ・ディ・マンフレディ ロッソ・ディ・モンタルチーノ 生産地：イタリアトスカーナ州 モンタルチーノ 原産地呼称：DOC. ROSSO DI MONTALCINO ぶどう品種：サンジョヴェーゼ・グロッソ 100% アルコール度数：13.5% 味わい：赤ワイン 辛口 フルボディIl Paradiso di Manfredi / イル・パラディソ・ディ・マンフレディ 先代の知恵でワインを造る、家族経営のワイナリー。 モンタルチーノの町の北東斜面に位置する年産750ケース、家族4人だけの小さな造り手です。彼らは1967年に10人の造り手と共にモンタルチーノ協会を設立。現当主フローリオは、元々数学教師として働いていましたが奥さんの実家である「イル・パラディソ・ディ・マンフレディ」を引き継ぎます。2015年家族の支えであった「フォルトゥナータ」お婆ちゃんが亡くなりましたが、娘の「ジョイア」が本格的にワイン造りに参加し、世界的な有名産地となったモンタルチーノにおいて昔と変わらぬ家族によるワイン造りを続けています。 彼等のワイン造りには科学的な分析は必要ありません。収穫のタイミングは蜂が教えてくれます。完熟した葡萄は独特の風味を漂わせるので蜂が集まってくるのだそう。そのタイミングで葡萄を食べて収穫期を決めます。発酵が健全に進んでいるか、攪拌の必要があるかはセメントタンクが教えてくれます。頬をタンクにあてて温度を感じ、自分より低い温度が長く続いたら少し起こしてあげればいい、と言います。 発酵の終了、移し替えのタイミングは香が教えてくれます。パンのような香がしてくれば終わりに近づいている証拠。1週間後には移し替えのタイミングです。現代のワイン造りは全ての行程で成分分析が行われ、その数値によって何をすべきかが決められますが、それはイコール画一的に、同じ方向にワインをコントロールすることにも通じるんです。彼等はそれを良しとしません。その年その年で発酵時の気温も違ければ、優勢な酵母も違います。 それを人間がコントロールするのはワインの個性を殺す事であって良いワインを造る事ではないのです。彼等は最低限のサポートをしながら葡萄がワインに変化するのを待つのです。葡萄は人間以上に古い歴史を持ち、生命力に溢れている。その生命力を信じて待つ事が彼等のワイン造りなのです。