【2022楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞!】
近年ブルゴーニュにおけるトップドメーヌのひとつ、ヴァンサン・ジラルダン! 醸造家エリックによる新しい体制がもたらす最高品質のワイン。 エリック ジェルマン(エノログ)とマルコ カスケーラ(輸出・販売担当)を中心に運営しています。エリックはヴァンサン ジラルダンの醸造責任者であり、ワイン造りの全てに関わっているキーパーソン。ムルソー生まれのムルソー育ちです。マルコはリヨン出身で、輸出とフランス国内の販売すべてを担当しています。 ワイン造りの哲学は、『畑はなるべく手を加え、醸造はできるだけ自然に。しかし、設備はモダンに。』です。栽培や醸造には、ムーンカレンダーを使っています。畑は昔同様の人の手間をかける一方、醸造ではしっかりとした温度管理のできる完璧な近代設備を持つことが、温暖化していく中で、今後とても重要であると考えています。 「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ グラン・クリュ」は、ブルゴーニュで最も有名な白のグラン・クリュのひとつ。このワインはピュリニー・モンラッシェ村のブドウ畑で栽培されている。方位 東、東と南に向かう軸。最も太陽に近い方角。土壌は、ジュラシク(1億7500万年)の土地からきており、厚く粘土質の石灰岩の褐色土壌で、水はけが悪い(最大50%粘土質)。斜面は低く、この畑は海抜240メートルから250メートルの間に位置する。ギュイヨ式剪定を行い、畑では毎年異なる作業(剪定、ワイヤーでの棚仕立て/結束、果房の間引き)を行っている。 白のブルゴーニュの最高の資質を驚くほどすべて備えている。明るい黄金色、ヘーゼルナッツと蜂蜜を思わせる豊かで複雑なアロマ。深みがあり、しっかりとした味わいだが、まろやかさもある。濃厚で持続性のある味わい。このワインのポテンシャルを引き出すには時間が必要である。
■フードペアリング
■ ブレス鶏のクリーム煮、モリーユの甘露煮、トリュフ風味のフォアグラ、コンテや古いカンタル。魚や甲殻類(モンブラン、ザリガニ、イワナ、ラングスティーヌ)、子牛のフライとも。
■テクニカル情報
■ 醸造:手作業による収穫、樹上での選果、タンクでの選果、最後にゆっくりとした抽出を得るための圧搾(空気圧プレス)。 熟成:少し落ち着かせてから樽熟成。葡萄は228リットルのフレンチオーク樽(新樽比率15%~20%)に入れられ、酵母と土着菌によるアルコール発酵とマロラクティック発酵が行われる。澱とともに18ヶ月間熟成させる。攪拌はしない。瓶詰めの1ヶ月前、異なる樽のワインはブレンドのためにステンレス・タンクに入れられる。その後、瓶詰め前に軽い結合と軽い濾過を行う。瓶詰めは旧暦で行う。 Vincent Girardin Bienvenue Batard Montrachet Grand Cru ヴァンサン・ジラルダン ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ピュリニー・モンラッシェ 原産地呼称:AOC. BIENVENUE BATARD MONTRACHET 品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.5% 味わい:白ワイン 辛口 ワインアドヴォケイト:96 ポイント The Wine Advocate RP 96 Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: 2025 - 2050 Opening in the glass with aromas of pear, orange oil, nutmeg, freshly baked bread, white flowers and pastry cream, the 2020 Bienvenues-Batard-Montrachet Grand Cru is full-bodied, satiny and concentrated, with a multidimensional core, racy acids and a bright, tensile profile, concluding with a long, penetrating finish. In the hands of Eric Germain, it's one of the best examples of this site being produced today. Published: Feb 01, 2023 vinous:(92-94) ポイント (92-94) Drinking Window 2025 - 2048 From: Dance the Quickstep: Burgundy 2020 (Dec 2021) The 2020 Bienvenues-Batard-Montrachet Grand Cru, a single used barrel this year, has a fresh and well defined nose with yellow fruit, touches of Mirabelle and freshly sliced tangerines. The palate is taut and linear on the entry, the absence of new oak lending it fine delineation and linearity, quite austere at the moment on the finish but with good persistence. A kind of minimalist Bienvenue. - By Neal Martin on October 2021 Eric Germain greeted me at Girardin’s impressive new winery facility outside of Meursault, where neighbors include Henri Boillot, Bitouzet-Prieur and the Damy Tonnellerie, which affords the team much more space as well as hygiene. Germain told me: “We started picking on August 18, similar to 2003, though 2020 is totally different from 2003. We picked around 13.2° for Village Cru and 13.5° for Premier Cru with pH between 3.15 and 3.25. For the reds, the alcohol is quite similar, with pH 3.4-3.5 after malolactic. The whites are still in barrel. We are starting to bottle the reds earlier than in past - by the end of February - but for the whites we need the time to age, so we bottle in March or April. I am surprised by the freshness of the wine given that we picked in August. I think the results of biodynamics really helped by giving more energy in the wine. The yields were very low, between 25 and 35hl/ha. The wines have more density and body nowadays.” All the wines in this report are bottled under natural cork (only the entry-level regional wines are under Screwcap). Girardin is often misconceived as a negoce operation, when in reality, they own over 30 hectares of vines, accumulated in recent years and farmed biodynamically. I was impressed by the quality of both the whites and reds here. Check out Girardin’s excellent Clos de Vougeot, Puligny Champs Gain or Chassagne La Romanee.VINCENT GIRARDIN / ヴァンサン・ジラルダン ブルゴーニュでの「ネゴシアンワインメーカー」の先駆者 「エリックとマルコがキーパーソン」 現在、エリック ジェルマン(エノログ)とマルコ カスケーラ(輸出・販売担当)を中心に運営しています。エリックはヴァンサン ジラルダンの醸造責任者であり、ワイン造りの全てに関わっているキーパーソン。ムルソー生まれのムルソー育ちです。マルコはリヨン出身で、輸出とフランス国内の販売すべてを担当しています。 「理想は、昔の人々の畑仕事 + 近代設備のワイナリー」 ワイン造りの哲学は、『畑はなるべく手を加え、醸造はできるだけ自然に。しかし、設備はモダンに。』です。栽培や醸造には、ムーンカレンダーを使っています。畑は昔同様の人の手間をかける一方、醸造ではしっかりとした温度管理のできる完璧な近代設備を持つことが、温暖化していく中で、今後とても重要であると考えています。 「新しいヴィジョン、アプローチ」 エリックはワイン造りの新しいヴィジョンや、アプローチをもたらしました。具体的には「伝統的なワイン造り」という事です。例えば、以前のヴァンサン ジラルダンのワインは非常にリッチで、樽香の強いワインでした。それに対してエリックがもたらした新しいスタイルは、ピュアで、エレガントで、より複雑味のあるワイン。ヴァンサン ジラルダン本人がワイン造りをしていた時代よりも、新樽の比率を極端に減らしています。そして同時に、熟成期間を長くしました。これまで短くて10~12ヶ月だった熟成期間を、冬を2つ越すほど(約18ヶ月)に長くしました。同じ時期に2つのヴィンテージ分を樽で熟成する訳ですから、もちろん樽の数も今までの倍必要となり、実はこの作業はとてもお金が掛かります。そのため、最初の数年間はとても投資にお金が掛かりました。しかし、エリックがもたらした新しいヴィジョンを実現させるためには必要不可欠な決断だったのです。 ネゴシアンワインメーカー 1982年、ヴァンサン ジラルダンは親から相続した2haの畑と共に自らのワイン造りをスタートさせました。そして彼はすぐに成功を収めます。しかし、当時ヴァンサンは20代前半と非常に若かったため、生産量を増やしたくとも畑を購入する資金が十分にありませんでした。とはいえ、生産量を増やすためだけに、様々な区画の葡萄がブレンドされたワインを買い付ける事は好みませんでした。なぜならば、自分が好むスタイルのワイン造りを貫きたいと考えたからです。 そこでヴァンサンは、近隣の顔見知りの葡萄農家達を訪問し、「ワインでは無く、葡萄の状態で買い付けさせてくれないか。」と彼らに持ちかけます。そうして、今となってはブルゴーニュでの先駆者となった、「ネゴシアンワインメーカー」としてのワイン造りが始まったのです。今では、多くの偉大なドメーヌもネゴシアンワインメーカーとして、ワイン造りを行っています。これにより、有名なドメーヌも含め「ドメーヌ〇〇」と名乗っていた所も、「ドメーヌ」という部分を無くしてラベリングするようになりました。 評価 ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で赤
★★→
★★★、『ムルソーに本拠とする白のスペシャリスト』と掲載。 「ワイン&スピリッツ」の「TOP 100 WINERIES OF 2019」に選出。 「ギド・デ・ヴァン・ベタンヌ+ドゥソーヴ2019」で4ッ星生産者に昇格。同誌2020年版でも4ッ星評価を獲得。同評価の生産者はドメーヌ・デュジャックやドメーヌ・ルフレーヴ、ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ、ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス等、そうそうたる顔ぶれです。 「ギド・デ・ヴァン・ベタンヌ+ドゥソーヴ2019」で4ッ星生産者に昇格。 ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス667でメゾン・ヴァンサン・ジラルダンがネゴシアン・オブ・ザ・イヤー2023に選出されました!